お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2011年12月19日

zazzle について

2011年12月時点の記事です。
更新版は「 ページ」の「 zazzle cafepressについて/ページ」
にあります。右の茶色いサイドバーにリンクが貼ってあります。
折々の話はサイドバーの「内訳」にある 「zazzle 」の項目を
クリックしてご覧ください。


zazzle について、とり急ぎ書いてみることにしました。
今年8月末にたまたま「CafePress」と「zazzle」というサイトを知り、最初は何だかよくわかりませんでしたが、その後お買物をしたり自分でも商品を作ったりする中でわかったことを書きます。内容はCafePressに共通することも多いので、両方の参考になればと思います。


In association with Zazzle.com

↑ ここには ↑ このマークが出るはずなのですが、私の技術ではなぜか一緒に出ません(トホホ)。でも「?」をクリックすればzazzle(アメリカ版)にジャンプします。

In association with Zazzle.com

↑ 日本版 zazzle のサイトはこちらの「?」をクリック。


● 日本版zazzleサイト開始の公式な記事 ここ
● zazzleの紹介と使い方を解説する(たぶん日本版立ち上げ前の公式)サイト ここ


  1 概要


zazzle(ザズル)とは、シリコンバレーで生まれたアメリカ最大の「プリント・オン・デマンド」のサイトであり、企業です。「プリント・オン・デマンド」とは「注文が来たら印刷する」という意味のようです。(CafePressも同様のサイトです。)その実態は?

(1)作る......自分のコンピュータの画像データをzazzleにアップロードして、zazzleが用意している何十種類かの無地の素材に、自分が撮った写真や描いた絵などをパソコンの画面上で貼り付けることでオリジナル・グッズが作れます。

● 取り扱い商品一覧 (多くの商品で形、素材、色などのさらなる選択肢があります。この一覧表にないものもあります。)

(2)買う......そうして作ったオリジナルの品物を1個でも印刷して売ってくれるのです。また、zazzleのマーケットに並んだいろんな国のいろんな人達による1億種類を超える商品から好きなものを買うことができます。

(3)売る......自分の作った品物を、自分が買う買わないにかかわらず、zazzleのマーケットに公開して販売することができます。(売れると、デザイン料として自分が決めたパーセンテージの金額を受け取ることができます。)

そういう3つの機能をもっています。
お買物するとき以外、それらは全部無料です。
ちょっとビックリです。

同様のサイトに「CafePress (カフェプレス)」があり、ここに書いた事柄はだいたい共通していると思いますので、そちらの参考にもしてください。CafePressははアメリカのサイトしかありません。画面上でデザインするときの機能はzazzleより劣りますが「簡単にできる」ともいえます。「zazzle派」か「CafePress派」か、それぞれにファンがいますし、両方にお店を出している人もいます。

アメリカでも話題になった新しいビジネスで、大手メディアがテレビで紹介しています。こういう場所でこんなふうに作られているのですね。(初期投資はたいへんな金額だったでしょうね!)

 
  

  2 機能

zazzleはアメリカのサイトですが、十ヶ国以上にサイトを持っており、日本版サイトもあります。(しかし日本版サイトは機械翻訳でできているらしく、日本語がメチャクチャで、正しい商品情報が伝えられているとはとても思えません。)日本版サイトもアメリカのサイトと同じ機能を持っています。 zazzleのサイトに公開されている商品を見るだけならユーザー登録は必要ありません。 

(1)作る 
zazzleにユーザー登録すれば誰でもオリジナルの品物を作ることができます。写真、CG、スキャンした画像など、自分のコンピュータ内にある画像データをzazzleにアップロードして「my image」におさめます。Tシャツ、バッヂ、エプロン、あるいはポスターやカレンダーなど自分が作りたい商品に自分の画像を貼りつければ出来上がりです。模様の大きさや位置などは簡単な操作でかなり自由な調節ができ、かなり思い通りに作れます。(デザイン機能はCafePressよりもすぐれています。)文字や文章を入れることもできます。用意されている日本語の書体は貧相ですが、自分のワープロで好きな書体で作った文字列を画像としてアップロードすればいいだけです。オリジナルのTシャツを作ってくれるお店は日本にもありますが、zazzleの面白いところは、扱う品物がたくさんあるため、一つの写真からTシャツとマグカップと靴と犬の服と大きなポスターとiPhoneのカバーと......等々、一つのデータで何種類もの品物を作ることが可能な点です。「my image」におさめられる画像データの容量は無制限、かつタダです。 

(2)買う 
最初に書いておくべきこととして、インチキ商売や詐欺ではないという意味で安心してお買物ができる所です。その意味では初めての海外通販を経験するのにもよいと思います。(ただし、届いた商品が気に入らない、間違った商品が届いた、届くのが遅い、届かないといった種類の、海外通販につきもののトラブルが無いという意味ではありません。どんなに信用のあるお店でもその種のトラブルはありえます。)(また、印刷はとてもきれいですが、ビデオにもある通りアメリカ人の手作業ですから、日本人が基準とする緻密さに及ばない場合の覚悟は必要です。) 自分の作品でも他の人の作品でも、買う場合には住所やカード番号など、あらためて個人情報の入力が必要です。日本のサイトで買っても品物の製作と発送はアメリカ西海岸ですから「海外通販」や「個人輸入」をおこなうことになります。日本のサイトでは画面に出ない商品もあるため、面白い商品を探すにはアメリカのサイトも見てみたらよいと思います。(アメリカのサイトから買う場合はアメリカのzazzleに登録する必要があります。)代金と送料の合計はアメリカのサイトで買っても違いはありません。送料は非常に割高です。しかし自分の作った物を持つ楽しみや他にないデザインの品物を買う面白さがあると思います。(送料については後述) 自分で作った物を買う場合には(a)個人的な物として非公開で自分の分だけ買うのと、(b)ついでにマーケットに公開して販売するのと、二つの方法があります。(b)をやるには品物ごとに「売りに出す」ための若干の手続きが必要ですが、公開することによって「商品」となり、自分で買っても自分の設定したデザイン料(royalty)の分だけ値引きされ、安く買えます。zazzleのマーケットで他の人の作品を買う場合にも、若干のキャッシュバックがあります。他の人の作品を買った場合は、ヤフオクやeBayやamazonのマーケットプレースと同様に、品物に対するフィードバック(評価)を求められます。 品物を買うコツは急がないことかもしれません。基本的に「在庫切れ」のない仕組みですし、売れ筋を中心に年がら年中何かしらの商品の割引セールをやっています。どうせ送料は種類ごとの計算でまとめ買いの利点はないのですから、サイトをこまめに見て、目当ての商品がセールになるのを待って買えば比較的安く手に入ることになります。また一度買って品物が届くと次回のお買物は1割引になるようです。 

《送料について》  送料は実際にかかる費用ではなく、「1つ目がいくら、2つ目から1つごとにいくら」という計算です。自分の欲しい物の送料を知るには、zazzleは「仮のチェックアウト」をすすめています。とりあえずチェックアウトすると(初めての場合は住所などの入力も必要ですが)、品物ごとに送料が出ます。その画面上で数の変更や削除ができて、その都度新たな送料が出るので、何度でも送料と相談しながらお買物の内容を決めればいいわけです。その次の段階の最終的な「発注」をするまではお買物したことになりません。 送料は前述の計算方法のためとても高くつきます。(缶バッヂや絵はがきなど、たいした重さもかさもない物でもまとめて買うとすぐに送料が何千円になります。(ふざけてます。そのくせアメリカ本土宛には送料無料サービスなどやっているのですから、何とかしてほしいものです。) しかも品物の種類ごとに計算されます。たとえばTシャツ1枚と絵はがき1枚を買うと、一緒に送れば絵はがきなど重さのうちに入りませんが、ここではTシャツはTシャツ絵はがきは絵はがきで、別々に作って出来た順に発送する仕組みのため、それぞれに「1個目」の送料がかかるというわけです。おそらく品物によって製作にかかる日数が大きく違うため、種類別の発送はやむをえないかもしれません。 また、輸送手段も選択肢がほとんどなく、クーリエ(速達書留扱いの国際宅配便)だけのものもあり、20ドル程度のビニール製バインダー1冊の送料が36ドルだったりします。クーリエや書留速達郵便はとても早く、品物が行方不明になることも輸送中に破損することも滅多にないから一番いいに決まっていますが、買い手には品物に対して払える限度というものがあります。zazzleにとっては苦情を減らせるからなのでしょうが。(バインダー、お皿、靴など送料が異常に高い物や関税のかかる物は日本版では販売の対象ではなくなったのか、画面で見えなくなっています。) 日本版のサイトからアメリカのサイトはURLの「co.jp」を「.com」に変えれば見れます。アメリカのサイトで買う場合は、アメリカのサイトのアカウントを作ります。 日本版サイトで買ってもアメリカのサイトで買っても、どのみち「海外通販」です。日本版サイトでは送料の目安がとても安く載っていますが、商品の値段が1ドル100円換算なのですから、どのみち支払う金額はトントンになるように出来ているようです。 

《支払いについて》  支払いには他の通販と同じくクレジットカードを使いますが、PayPalのアカウントがあると便利です。他のいろいろなサイトでもいちいち個人情報の入力なしに使えますし、PayPalの画面上の操作で円での支払い(その日のレート)を選択することもできます。

(3)売る 
自分で作ったものは、品物ごとに販売の手続きを画面上で行なえばマーケットに陳列できます。陳列しても、ものすごい数の商品がありますから、人の目に触れることさえなかなか難しいでしょう。しかしいろいろな販促ツールが用意されており、自分のサイトやブログなどにタダで使えますから、せいぜい利用することだと思います。(私もこのブログでいろいろ使ってみました。) zazzle内に、自分が作ったものだけを集めた「お店」を持つこともできます。(出店・維持・運営の全てがタダです。) zazzleに用意された品物は、どれも基本となる「最低価格」が決まっています。そこには予めデザイン料として10%が含まれています。作った人には誰でも最低10%の利益が確保されているということです。(ただしzazzleは勝手にセールをやりますから、商品が値引きされれば作者の利益は目減りします。)10%より多いデザイン料も任意に設定できます。デザイン料が増えるとその分売値が高くなる、という仕組みです。 商品が売れると自分の決めたパーセンテージにもとづきデザイン料が支払われます。ただし1ヶ月の合計が25ドルに満たないものは、翌月に持ち越して、25ドルに達した時点で支払われます。支払いの手段は小切手かPayPal。外貨建ての小切手など送られたら、銀行で換金する手数料でパーですから、PayPalのアカウントを作ったほうがいいと思います。PayPalのアカウントがあると、お買物をするのにも便利です。また条件をクリアして支払い待ちの状態にあるお金は、zazzleでのお買物の支払いに充当することもできます。    

  3 くわしい話  

よい所わるい所をふくめ、今後徐々に書いていきます。 この記事の更新は右の茶色いサイドバーにリンクをはった「zazzle、cafepressについて/ページ」で行ないます。

=====================================

◎ その他折々の zazzle 関連の話は、右側の茶色いサイドバーの「内訳」(ラベル一覧)にある「 zazzle 」をクリックするといろいろ出てきます。

◎ お役に立てば幸いです。コメントをお待ちします。
=====================================

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ主のお店 KNIT-RIT FABRIC の宣伝 アメリカ版

See other gifts available on Zazzle.