お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2011年10月7日

アメリカは揺れだすか?


この頃は針仕事をしながらインターネットでAlex Jonesの番組を聞いています。私がこの人を知ったのは10年前で、「911」はオカシイとネットにかじりついて情報を集めていたときに出会ったサイトの一つでした。いうわけで「陰謀論」のサイトです。その後はほとんど見ていませんでしたが、今年になってロン・ポールの情報を得ようとする中で再び見に行くようになりました。すると、かつての「陰謀論」も今では「論」ではなく事実らしいということが明らかになりつつあり、Alex Jonesのサイトと番組は「オルタナティブ・ニュース・メディア」として絶大な支持を得ているようです。(「オルタナティブ・ニュース・メディア」とは、テレビや大新聞など大手メディアが伝えるニュースは嘘や隠蔽ばかりだとして、インターネットなどのメディアを通して真実を伝えることを標榜するものをいいます。)

すごいドンガラ声で、ラッシュ・リンボーなみに怒鳴りまくったり声色を使ったり、実に想像しいのですが、現在進行形のアメリカの様子を知るのにはCNNよりも面白いと感じます。

それでここ半月ほど、アメリカがすごいことになっているのではないか?という気がします。いろいろと忙しくいろんな問題が出てくる様に、いい意味なのか悪い意味なのかわかりませんが妙な躍動感があります。そのことをいろいろ書きたかったのですが、ここは「お買物のブログなのだからアメリカの話ばかりはナニだ」と控えました。でも今日はウオール街の占拠にふれたいと思います。

最初にこのニュースが流れたときに、どうしてウオール街なのだろうと思いました。少し違う気がします。さらに、人々はフェイスブックで集まったと聞いて「ああ、またか」と思いました。中東で続いたフェイスブックがらみの集会、デモ、暴動、運動......あれがアメリカ本土に上陸したならインチキくさくてうんざりだ、と。そして「ロン・ポールは何か言っているかしら」と思いつつ、べつに探しもせずにいました。しかしAlex Jonesの番組(9/21)に、デモに参加したワカモノが出て話をしたとき、彼らはとても肯定的なのでした。そして「集まっているのは左翼から保守派から911深層追求の人やロン・ポールの支持者などあらゆる層の人達」で、「彼らはグラス・スティーガル法の復活を要求している」と聞いて、あながちインチキやヤラセではないのかな......などと思いました。

一昨日の夜、たまたまかかっていたNHKのニュースではウオール街のデモが続いている事をとりあげて(まだ続いているのかと驚き)、「貧富の格差」や「増税」の反対を訴えているというような報道をしました。それを聞いて「アレ」と思いました。「グラス・スティーガル法の復活」ではなかったの?

Alex Jonesの番組でも10月3日から風向きが変わってきました。「デモはいろいろな種類の人達の集まりだが、本当の主催者は誰だろう?」「ウオール街そのものが主催者じゃないのか?」「彼らの言っていることがおかしい、オバマやバフェットが言っていることと同じだ」と。デモに参加していたマイケル・ムーアが「資本主義がいけない」と言ったのを深刻にとりあげ、大手メディアは現場のインタビューで自分に都合のよいことを言う人の声だけ放送して本質をねじまげている、と怒りはじめました。

集まった人達はほんとうの「草の根」で(良心から活動するしろうとさんだということ)、簡単にのっとられてしまったというのです。そこでAlex Jonesは立ち上がりました。「アメリカの本当の敵はFEDだ」「こんどの金曜日はダラスのFEDを占拠する」「自分は逮捕されるかもしれないが、かまわない。本当の革命のはじまりだ!」とアジまくったのです。

「陰謀論」をかじった人なら「FED」が何を意味するかご存知でしょう。(直訳すれば、FED=Federal Reserve アメリカ連邦準備制度理事会。アメリカの日銀みたいなもの、といわれているもの。日本ではFRBとよばれることのほうが多い。)

さてどうなることでしょう? Alex Jonesの呼びかけに一体どれだけの人が集まるのか、Alex Jonesの思惑どおり大手メディアが取り上げるのか、それはアメリカを変える(取り戻す)力の発火点になるのでしょうか? 今晩はちょっと目が離せません。

● Alex Jones' InfoWars.com


このページのタイトル下の「Listen Now」をクリックすると上のページが現れてライブのラジオ放送を聞けます。生放送が終わった後は次の放送まで再放送を繰り返します。ただしオン・デマンドではないので、常に番組の最初から聞けるわけではありません。

YouTue ではAstonisher1さんが毎日動画をアップしています。1日遅れですが番組の映像が見られるし、コマーシャルを省いた上で連続再生の設定がしてあるから便利です。(下のアドレスはいずれも10月5日放送のもの。)

● Alex Jones' InfoWars
● Alex Jones Nightly News

2011年10月6日

スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズのニュースを聞きました。ひとりでに涙がでました。きれいな最期でした。今のアメリカが世界に誇れるほぼ唯一の人物だったのじゃないでしょうか。56才だったんですか! ビートルズの「アップル」を社名にしたから、もっと年が上だと思っていました。R.I.P. 合掌。

刺繍糸をまとめる「オーガナイザー」



ここ2週間というもの、インターネットでAlex Jones を聞きながら毎日針仕事にいそしんでいます。ししゅうで模様を描いています。例によって寝食を忘れます。(いったいいつになったら大掃除をするのでしょう?)

本当はキャンバスにウールのタペスリー用の糸でニードルポイントをやりたかったのですが、吉祥寺のユザワヤに行くともう扱っていないというので、普通のジャワクロスとDMCの刺繍糸を買いました。その後出かけたついでに新宿のオカダヤに寄り道してキャンバスも変えましたが、いつもの5目のキャンバス(1センチに5目刺すように織ったもの)がなくて、6目のを買ったら、これが想像よりずっと細かくて失敗でした。それでよく見ると、よく見て買ったつもりなのにジャワクロスもいつものより細かくて、クロスステッチが大変なのでした。(4年か5年ぶりの刺繍なので、すっかり調子が狂ってしまいました。)

25番の刺繍糸の3本どりではクロスステッチがきびしいので、スエーデン・クロスステッチという名前であったような気がする粗いステッチとか、バルジェロ(bargello)というイタリアの刺繍の真似とか、思いつくままインチキくさいステッチで模様を作り始めました。

クロスステッチなど升目を埋めていく刺繍では編物の模様とパターンを共有できますから、アナトリアだの西アジアだのフェアアイルだのケルトだのといろいろ集めたデザイン集を参考にしたいところですが、今は手元になく、空で覚えているものでお茶を濁します。

それで、なぜ模様ばかりいくつも作りたがるのかという理由は、そのうちお話しいたします。



ところで、久しぶりに買ったDMCの糸は少し勝手が違うのでした。以前なら上手にかせをほぐすと輪っかができて、それをハサミで切ってまとめておけば刺繍するのにほど良い長さの糸をすぐに取り出すことができました。しかし今のは糸の束の輪っかが広がらないのです。まあ、必要な分をその都度ひっぱり出して切ればよいだけですが......。すると二度目にお店に行ったときに奇妙なものをみつけました。作っているのはDMC。刺繍糸の帯を取って、そのまま輪っかをかける道具です。色番号の書いてある帯をはめる部分もあります。商品名は「Organizer オーガナイザー」。(ユザワヤ、オカダヤなどの手芸用品店で、10個入り210円。)

負担感の少ない値段でもあり、買ってみました。なるほどカセがぴったり収まって、これは便利だ! と同時に、これを売るためにこういうカセにしたのかしらと思ったり。しかし私のように刺繍糸が箱の中でゴッチャにしてしまう人間には、「オーガナイザー」どうしがからまってしまい、また、出し入れする間に色番号の帯が抜けてしまったり、便利なのか不便なのかわからなくなりました。

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