お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2011年12月20日

藤井厳喜の経済本

ロシアを例にとり「大きな経済危機の中で私達を守るのは現金でもゴールドでもなく人間どうしの助け合いだ」という考えを読んで藤井厳喜という人に興味を持ち、amazonにたくさんある中から新品・中古あわせて3冊買いました。年末だというのに近頃のamazonは出荷がすごく早くて、17日に注文したらその日に発送、18日に届いたのですが留守をしてしまったため、19日に受け取りました。どれから読もうか迷いますが、この「ドンと来い! 大恐慌」って書名にそそられました。



「ドンと来い! 大恐慌」
藤井厳喜・著
ジョルダンブックス・刊
2009年4月10日発行
1700円

いやあ元気のいい書名ですね! ほんまかいな。腰巻きで佐藤優が「血が騒ぐ」と「激賞」、本文に入る前の「推薦文」には西村真悟とか西部邁とか、肩書きでいうと元公安調査庁部長とか警察大学学長とか名を連ね、じゃっかんの方向性を感じないでもありませんが、まあ、いいでしょう。(とはいえ公式サイトでこの人の経歴を見ると、岡崎久彦と仕事してたりします。)この本は著者がとくに、これまで経済書など読まなかった人達にも読んでほしいという目的から、くだけた文体、およびサービスのてんこ盛りです。

まず最初にカラー折り込み「世界大恐慌のからくり」の図。巻頭に本の結論7項目を披露。すなわち、

  1. 本当の「大恐慌」は来ない
  2. 資本主義は終わらない
  3. アメリカ中心の世界経済は崩壊した
  4. アングラ・マネーが金融崩壊の引き金を引いた
  5. ブーム&バスとは繰り返される
  6. 日本は世界経済危機のなかで圧倒的に優位な立場に立っている
  7. 大恐慌サバイバル術を教えよう!
最後にフード・コンサルタントとの対談、巻末には32ページの特別付録、「話題の『大恐慌本』徹底検証」で19冊の目次付き書評!(私はここから読み始めました。)

状況の解説では、私が2008年のリーマンショック以降に読んだり聞いたりしてきたようなことが、......なんだ、......だね、といった話し言葉調で、確かに読みやすく書かれていました。

しかし後半の、大不況の解決策の段になると、えーーーっっっ?!?!でした。「ユダヤ人に学び、ユダヤ人を日本んに呼び込んで繁栄しよう」というのです。ちょっと。「ユダヤ人」が鍵ですか? 最初に披露した7項目の中に「ユダヤ人」なんて言葉はありませんでしたよ。そりゃあ悪いユダヤ人もいいユダヤ人もいるでしょう。しかし前半で解説したアメリカの成れの果ての金融業で大儲けしたのは誰だったの? (そういえば、その章で「金融ユダヤ人」とは一言も言わず、あの異常な金融業界のありようを「そうするしかなかった」と表現していましたね。「アメリカには残された方法が金融しかなかったから、しかたなく金融に進んで、その結果のリーマン・ショックであった」というふうで、好意的、同情的でした。)さらに「日本にユダヤ人の金融センターを」?!?! アメリカという賭場を失った人達に日本を次の賭場としてさしあげたいのですか? これじゃまるでリーマン・ショックの後にテレビで「今こそ郵貯でアメリカ国際を買いましょう」とのたまった元財務大臣です。(そういえば去年は「日本にユダヤ人1千万人移住計画」という噂がありました。ドンと来い、ユダヤ人がついている......)

「ユダヤ人」「ユダ金(金融鵜ユダヤ人、ユダヤ金融資本家)」「ハザール人」「グローバリスト」「グローバル・バンカーズ」......呼び方はさまざまですが、対象となる人間は(人間ではないという説もありますが)ほぼ同じです。「大小にかかわらず海外の優良な企業と手を組んで乗り切ろう」という意味なら、あえて「ユダヤ人」と限定する必要はないでしょうに。でもユダヤ人は「無やマイナスから物を作る能力」に長けているから、ユダヤ人でなけりゃ駄目らしいのです。(「無から有を作る」とは、まさに「銀行システム」を作れるようなユダヤ人?.....そういうのは.ユダヤ人の中でも近代以降世界の諸悪の根源じゃないんですか?)ああ、さすが岡崎氏とお仕事をした経歴はダテじゃありませんね。そうなると、上に揚げた本書の推薦者達の「愛国心」て......???

解決策はほかに2つあり、「ジャンジャン国債を発行して日銀が買い取る」ことと「政府発行紙幣」です。(ちなみに「日銀の買取り」は「禁じ手」です。)経済で私に持論はありませんが、こういう事柄はヤバイと言っている人のほうが説得力があると思います。80年代から顕著にオカシくなった日本人ひとりひとりの頭の中身や生活様式の切り替えも大事ではないでしょうか。

この本は昨年11月の刊行です。その時点で、この「大恐慌」を危惧される時代に日本と「円」がどれほど優位に立っているかを説き、だから怖がるな希望を持て、と言いたいところまではわかります。しかしその後311の大震災がありました。今読むと......ナルホド、だから「311人工地震」で「日本つぶし」が必要だったのね、というふうに思えてなりません。著者の考えに大震災後の変化があれば知りたいものです。

この本は60万部突破だそうで、amazonでの評判もすこぶる良いのです。(もちろん「ユダヤ人誘致」が受けたとは思いませんが。)悲観論の多いなかで「現実を知ることが大事」「若い人達に希望を与えたい」との趣旨はたいへん立派ですが、蓋を開けたらナ〜ンダ。経済に関心のなかった人が鵜呑みにしたら......とても恐いと思いました。




「国家破産以後の世界 After Japan's Default」
藤井厳喜著
2004年12月20日初版発行
光文社
950円

英単語やフレーズが多いせいか、横書きの本です。そしてどういう意図がわかりませんが、日本語の本文中、むやみやたらと日本文に対応する英単語や用語が併記されています。2004年の本とはいえ時事英語、経済英語のボキャブラリー補充に役立ちそうです。




「日本はニッポン! 金融グローバリズム以後の世界」
ケンブリッジ・フォーキャスト・グループ・編
藤井厳喜、渡邉哲也対談
総和社・刊
平成22年11月25日発行

まだ読んでいません。

2011年12月19日

zazzle について

2011年12月時点の記事です。
更新版は「 ページ」の「 zazzle cafepressについて/ページ」
にあります。右の茶色いサイドバーにリンクが貼ってあります。
折々の話はサイドバーの「内訳」にある 「zazzle 」の項目を
クリックしてご覧ください。


zazzle について、とり急ぎ書いてみることにしました。
今年8月末にたまたま「CafePress」と「zazzle」というサイトを知り、最初は何だかよくわかりませんでしたが、その後お買物をしたり自分でも商品を作ったりする中でわかったことを書きます。内容はCafePressに共通することも多いので、両方の参考になればと思います。


In association with Zazzle.com

↑ ここには ↑ このマークが出るはずなのですが、私の技術ではなぜか一緒に出ません(トホホ)。でも「?」をクリックすればzazzle(アメリカ版)にジャンプします。

In association with Zazzle.com

↑ 日本版 zazzle のサイトはこちらの「?」をクリック。


● 日本版zazzleサイト開始の公式な記事 ここ
● zazzleの紹介と使い方を解説する(たぶん日本版立ち上げ前の公式)サイト ここ


  1 概要


zazzle(ザズル)とは、シリコンバレーで生まれたアメリカ最大の「プリント・オン・デマンド」のサイトであり、企業です。「プリント・オン・デマンド」とは「注文が来たら印刷する」という意味のようです。(CafePressも同様のサイトです。)その実態は?

(1)作る......自分のコンピュータの画像データをzazzleにアップロードして、zazzleが用意している何十種類かの無地の素材に、自分が撮った写真や描いた絵などをパソコンの画面上で貼り付けることでオリジナル・グッズが作れます。

● 取り扱い商品一覧 (多くの商品で形、素材、色などのさらなる選択肢があります。この一覧表にないものもあります。)

(2)買う......そうして作ったオリジナルの品物を1個でも印刷して売ってくれるのです。また、zazzleのマーケットに並んだいろんな国のいろんな人達による1億種類を超える商品から好きなものを買うことができます。

(3)売る......自分の作った品物を、自分が買う買わないにかかわらず、zazzleのマーケットに公開して販売することができます。(売れると、デザイン料として自分が決めたパーセンテージの金額を受け取ることができます。)

そういう3つの機能をもっています。
お買物するとき以外、それらは全部無料です。
ちょっとビックリです。

同様のサイトに「CafePress (カフェプレス)」があり、ここに書いた事柄はだいたい共通していると思いますので、そちらの参考にもしてください。CafePressははアメリカのサイトしかありません。画面上でデザインするときの機能はzazzleより劣りますが「簡単にできる」ともいえます。「zazzle派」か「CafePress派」か、それぞれにファンがいますし、両方にお店を出している人もいます。

アメリカでも話題になった新しいビジネスで、大手メディアがテレビで紹介しています。こういう場所でこんなふうに作られているのですね。(初期投資はたいへんな金額だったでしょうね!)

 
  

  2 機能

zazzleはアメリカのサイトですが、十ヶ国以上にサイトを持っており、日本版サイトもあります。(しかし日本版サイトは機械翻訳でできているらしく、日本語がメチャクチャで、正しい商品情報が伝えられているとはとても思えません。)日本版サイトもアメリカのサイトと同じ機能を持っています。 zazzleのサイトに公開されている商品を見るだけならユーザー登録は必要ありません。 

(1)作る 
zazzleにユーザー登録すれば誰でもオリジナルの品物を作ることができます。写真、CG、スキャンした画像など、自分のコンピュータ内にある画像データをzazzleにアップロードして「my image」におさめます。Tシャツ、バッヂ、エプロン、あるいはポスターやカレンダーなど自分が作りたい商品に自分の画像を貼りつければ出来上がりです。模様の大きさや位置などは簡単な操作でかなり自由な調節ができ、かなり思い通りに作れます。(デザイン機能はCafePressよりもすぐれています。)文字や文章を入れることもできます。用意されている日本語の書体は貧相ですが、自分のワープロで好きな書体で作った文字列を画像としてアップロードすればいいだけです。オリジナルのTシャツを作ってくれるお店は日本にもありますが、zazzleの面白いところは、扱う品物がたくさんあるため、一つの写真からTシャツとマグカップと靴と犬の服と大きなポスターとiPhoneのカバーと......等々、一つのデータで何種類もの品物を作ることが可能な点です。「my image」におさめられる画像データの容量は無制限、かつタダです。 

(2)買う 
最初に書いておくべきこととして、インチキ商売や詐欺ではないという意味で安心してお買物ができる所です。その意味では初めての海外通販を経験するのにもよいと思います。(ただし、届いた商品が気に入らない、間違った商品が届いた、届くのが遅い、届かないといった種類の、海外通販につきもののトラブルが無いという意味ではありません。どんなに信用のあるお店でもその種のトラブルはありえます。)(また、印刷はとてもきれいですが、ビデオにもある通りアメリカ人の手作業ですから、日本人が基準とする緻密さに及ばない場合の覚悟は必要です。) 自分の作品でも他の人の作品でも、買う場合には住所やカード番号など、あらためて個人情報の入力が必要です。日本のサイトで買っても品物の製作と発送はアメリカ西海岸ですから「海外通販」や「個人輸入」をおこなうことになります。日本のサイトでは画面に出ない商品もあるため、面白い商品を探すにはアメリカのサイトも見てみたらよいと思います。(アメリカのサイトから買う場合はアメリカのzazzleに登録する必要があります。)代金と送料の合計はアメリカのサイトで買っても違いはありません。送料は非常に割高です。しかし自分の作った物を持つ楽しみや他にないデザインの品物を買う面白さがあると思います。(送料については後述) 自分で作った物を買う場合には(a)個人的な物として非公開で自分の分だけ買うのと、(b)ついでにマーケットに公開して販売するのと、二つの方法があります。(b)をやるには品物ごとに「売りに出す」ための若干の手続きが必要ですが、公開することによって「商品」となり、自分で買っても自分の設定したデザイン料(royalty)の分だけ値引きされ、安く買えます。zazzleのマーケットで他の人の作品を買う場合にも、若干のキャッシュバックがあります。他の人の作品を買った場合は、ヤフオクやeBayやamazonのマーケットプレースと同様に、品物に対するフィードバック(評価)を求められます。 品物を買うコツは急がないことかもしれません。基本的に「在庫切れ」のない仕組みですし、売れ筋を中心に年がら年中何かしらの商品の割引セールをやっています。どうせ送料は種類ごとの計算でまとめ買いの利点はないのですから、サイトをこまめに見て、目当ての商品がセールになるのを待って買えば比較的安く手に入ることになります。また一度買って品物が届くと次回のお買物は1割引になるようです。 

《送料について》  送料は実際にかかる費用ではなく、「1つ目がいくら、2つ目から1つごとにいくら」という計算です。自分の欲しい物の送料を知るには、zazzleは「仮のチェックアウト」をすすめています。とりあえずチェックアウトすると(初めての場合は住所などの入力も必要ですが)、品物ごとに送料が出ます。その画面上で数の変更や削除ができて、その都度新たな送料が出るので、何度でも送料と相談しながらお買物の内容を決めればいいわけです。その次の段階の最終的な「発注」をするまではお買物したことになりません。 送料は前述の計算方法のためとても高くつきます。(缶バッヂや絵はがきなど、たいした重さもかさもない物でもまとめて買うとすぐに送料が何千円になります。(ふざけてます。そのくせアメリカ本土宛には送料無料サービスなどやっているのですから、何とかしてほしいものです。) しかも品物の種類ごとに計算されます。たとえばTシャツ1枚と絵はがき1枚を買うと、一緒に送れば絵はがきなど重さのうちに入りませんが、ここではTシャツはTシャツ絵はがきは絵はがきで、別々に作って出来た順に発送する仕組みのため、それぞれに「1個目」の送料がかかるというわけです。おそらく品物によって製作にかかる日数が大きく違うため、種類別の発送はやむをえないかもしれません。 また、輸送手段も選択肢がほとんどなく、クーリエ(速達書留扱いの国際宅配便)だけのものもあり、20ドル程度のビニール製バインダー1冊の送料が36ドルだったりします。クーリエや書留速達郵便はとても早く、品物が行方不明になることも輸送中に破損することも滅多にないから一番いいに決まっていますが、買い手には品物に対して払える限度というものがあります。zazzleにとっては苦情を減らせるからなのでしょうが。(バインダー、お皿、靴など送料が異常に高い物や関税のかかる物は日本版では販売の対象ではなくなったのか、画面で見えなくなっています。) 日本版のサイトからアメリカのサイトはURLの「co.jp」を「.com」に変えれば見れます。アメリカのサイトで買う場合は、アメリカのサイトのアカウントを作ります。 日本版サイトで買ってもアメリカのサイトで買っても、どのみち「海外通販」です。日本版サイトでは送料の目安がとても安く載っていますが、商品の値段が1ドル100円換算なのですから、どのみち支払う金額はトントンになるように出来ているようです。 

《支払いについて》  支払いには他の通販と同じくクレジットカードを使いますが、PayPalのアカウントがあると便利です。他のいろいろなサイトでもいちいち個人情報の入力なしに使えますし、PayPalの画面上の操作で円での支払い(その日のレート)を選択することもできます。

(3)売る 
自分で作ったものは、品物ごとに販売の手続きを画面上で行なえばマーケットに陳列できます。陳列しても、ものすごい数の商品がありますから、人の目に触れることさえなかなか難しいでしょう。しかしいろいろな販促ツールが用意されており、自分のサイトやブログなどにタダで使えますから、せいぜい利用することだと思います。(私もこのブログでいろいろ使ってみました。) zazzle内に、自分が作ったものだけを集めた「お店」を持つこともできます。(出店・維持・運営の全てがタダです。) zazzleに用意された品物は、どれも基本となる「最低価格」が決まっています。そこには予めデザイン料として10%が含まれています。作った人には誰でも最低10%の利益が確保されているということです。(ただしzazzleは勝手にセールをやりますから、商品が値引きされれば作者の利益は目減りします。)10%より多いデザイン料も任意に設定できます。デザイン料が増えるとその分売値が高くなる、という仕組みです。 商品が売れると自分の決めたパーセンテージにもとづきデザイン料が支払われます。ただし1ヶ月の合計が25ドルに満たないものは、翌月に持ち越して、25ドルに達した時点で支払われます。支払いの手段は小切手かPayPal。外貨建ての小切手など送られたら、銀行で換金する手数料でパーですから、PayPalのアカウントを作ったほうがいいと思います。PayPalのアカウントがあると、お買物をするのにも便利です。また条件をクリアして支払い待ちの状態にあるお金は、zazzleでのお買物の支払いに充当することもできます。    

  3 くわしい話  

よい所わるい所をふくめ、今後徐々に書いていきます。 この記事の更新は右の茶色いサイドバーにリンクをはった「zazzle、cafepressについて/ページ」で行ないます。

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◎ その他折々の zazzle 関連の話は、右側の茶色いサイドバーの「内訳」(ラベル一覧)にある「 zazzle 」をクリックするといろいろ出てきます。

◎ お役に立てば幸いです。コメントをお待ちします。
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2011年12月10日

12月9日の分

12月9日の分は11月23日の記事(世界恐慌? 計画恐慌? 日本はどうなるの?)の追記として書きました。(12月16日の分も追記しました。)

ここからジャンプしてください。

おまけ......その「追記」でとりあげた動画です。

Alex Jones 2011-12-08 Thursday (リンジー・ウイリアムズのこわい話)



● お金のしくみ Hip Hop(2008年にも紹介した動画ですが、その後行方不明になり、今日また見つけたので載せます。)

2011年12月9日

ZazzleのTシャツの問題点


Zazzleで買ったTシャツがやっと届きました。マグカップと一緒に注文したのですが、こちらは普通の航空便でひと月かかりました。あけてビックリ、とても良い出来とはいえません。(この話は後半で。)

Tシャツは大好きでも2000円以上出す気がない私が、どうして送料を払ってまでアメリカくんだりで買うかというと、これがロン・ポールのシャツだからです。 ロン・ポールのバッグやバッヂは CafePress という、同じような「マーケット」のサイトで買ったことがあります。ロン・ポール支持者のサイト「DailyPaul」がそこでグッズの販売をしているから、サイトへのカンパを兼ねてそこで買いました。こんどのは zazzle にある LibertyManiacs というお店です。ここはどれほど政治意識をもってやっているのかわかりませんが、洒落たデザインが多くて欲しくなりました。ふだんの私は外国語の文字の入ったTシャツは特別な理由がない限り(お店の開店記念パーティーに着るTシャツにメッセージを書くなど)ほぼ絶対に着ないことにしていますが、この場合はアメリカの田舎町の通りでバンパーステッカーを掲げて立っている男の子の気持ちだからです。

zazzleは注文が入ってから制作するので、Tシャツも一つのデザインで自分の好きな色、形、男物か女物かを選べます。色は白が基本で、次に薄い色、濃い色と値段が高くなります。形は袖の長さやオシャレの度合いで高くなり、素材もいろいろで、そういう中から自由に選ぶことができます。それを1着でも購入できるのがとても面白いのです。

「Who Is Ron Paul?」のデザインでは男物の一番安いTシャツを選びました。一番安くてもボソッとした生地ではなく、なめらかで、思ったよりよい物でした。男物ですから襟ぐりは少々大きめで寸胴で、丈も長めです。でも形にうるさいことを言わないなら(絵柄を重視するなら)、あるいはダボっとしててもいいなら、女の人でもこれを選べばいいと思います。






日本版zazzleで商品を見るときはURLの .com を .co.jp とタイプしてください。(Vice versa.)なぜ日本版があるのにアメリカ版ばかりリンクしたがるかというと......

このTシャツ、日本版zazzleでの商品名は「真実は反逆のワイシャツです」ですって!? 

そういうところが嫌なんですよ。全部機械翻訳まかせだからでしょう。






作者がこのTシャツにつけた名前は「Truth Is Treason Shirt」です。

TRUTH IS TREASON IN THE EMPIRE OF LIES.
(真実とは、嘘の帝国において反逆の大罪なのだ。)

というロン・ポールの著書に出てくる文言をデザインしたシャツだからです。(この「treason」は「大罪」ですが、わけても政府転覆や国家への反逆などの政治的に非常に重い罪を意味する言葉。)それはともかく。

そろそろzazzleのTシャツの問題点に移ります。

このシャツは袖が小さめ、丈が短め、全体に細身でお洒落な形の女物です。それで値段がぐっと高くなります。どの形でも白が一番安いのですが、モデルが着た感じが良かったので、さらにフンパツして黄色にしました。実際の品物は期待したとおりの形で、生地も薄くてしっかりしていました。でも上の写真を見ればわかるとおり、プリントの色がずっと薄いんです。3年着て洗いに洗って褪めたみたいな色です。とくに2行目と4行目の文字はちょっと離れたら見えないんじゃないかと思うくらいです。新品をわざとボロにする「distressed T-shirt」だと思えばいいんでしょうかネ。

同系色なので色がなじみやすいのかもしれません。白地ならもう少しくっきり見えたかもしれません。zazzleの画面上で見るのはあくまでデジタルな色を重ねた3Dのマッピングに過ぎないのですから、実際の素材と染料の関係はもっと複雑でしょう。しかし私達に知るすべはありません。というわけで、色物のシャツを選ぶときには注意が必要だと思いました。というわけで、

★間違いが少ないのは白地のシャツ。
★薄い色にはくっきりと濃い色のデザイン。
★シャツの地とプリントで色の濃さが同じような微妙な色のデザインは危険。

それでも買うなら幻滅、返品・交換の手間を覚悟の上で、と言いたくなりました。(思い通りの品物が届けば喜びもひとしおでしょう!)


しかし問題はさらに深まります。

なんと私はこげ茶の長袖Tシャツも買ったのです。






日本のTシャツと同じに、濃い色のシャツのプリントは白や薄い色とは違い、絵柄をくっきり出すために(生地の色が透けないように)ビニールをはりつけたような感じです。そこまではいいのですが。

Tシャツのプリントは、おそらくズボン用アイロンを大きくしたみたいなもので熱処理するのだと思います。そして私のシャツをプリントした人がものすごく下手だったのだと思います。このTシャツは熱処理のアイロンの大きさに相当する部分が台無しです。シャツの前面のほぼ全部がが(おそらく熱が高すぎた、処理の時間が長過ぎたために)変色しています。すっかり全部ならまだ良いのですが「アイロンの形」だから困ります。しかも袖の一部にまで及んでいます。

とても人前で着れたものじゃありません。


Tシャツ全品5ドル引きセールで買いましたが、濃い色だし長袖だし送料が高いし、私にとっては安くないシャツでいsた。送料先方持ちで交換してほしいのですが、英文のメールで交渉したり、返品の梱包をしたり、返送のために郵便局へ行くことを考えると面倒になります。洗濯するうちに変色部分の境目がボケて目立たなくなることを期待して、苦情を言うだけにします。(この頃の私はとても忙しくてとても疲れていて、どうでもいいやという気持ちでした。現にこの記事はかきかけのままだったのを1月23日にまとめています。)

というわけで、純粋なアパレルメーカーなら必ず検品してはじくでしょうに、純粋じゃないから検品しないんでしょうか。デタラメですね。アイロンが下手な作業員もいるようですから、zazzleのTシャツは白か薄い色にしましょう。
はあ......あいかわらずアメリカは駄目だなあ、と思いました。

● CNNが取材したzazzleのビデオ 0:25くらいにプリントしているところが一瞬現れます。

(おまけ)以下にそのシャツの出来そこないぶりを展示します。

ひどい。





ひどい。ゆがんだ長四角が裾までべーったり変質・変色しています。あーこれを返品も交換もせずに放置したなんて、私、どれほど疲れていたんでしょう......。(1月23日の感想)


★ なお瑕疵があって返品の交渉をするときは、すぐに写真に撮ってメールで送るのが一番です。メールのフォームが決まっていて写真を添付できないときは、写真を送れるアドレスをきいて送るか、もしブログをお持ちならブログに写真だけ載せてURLを伝えればすぐに見てくれるものです。

2011年12月1日

明日もコンサート

あれあれ、もう12月1日です。

11月はいろんなことが重なってもの凄く忙しくて、寝る暇も食べる時間もない日が続きました。そんな中で19日にはウィンウッドとクラプトンのコンサートに行きました。そのときのことブログに書く暇もありませんでした。(zazzleのことなど書くのが簡単ですが、ライブとなると大変で、書きかけのままなのです。)他の人達は体験や思いの丈などたくさん書いているのだろうと思いつつ、あっという間に11日が過ぎてしまいました。2日の金曜日に今度は武道館へ聞きに行くのですが、ああもういろんな事がごちゃまぜで、わけがわからない状態です。でもいい時間を過ごせたらと思います。

2011年11月30日

布の展覧会ふたつ




私はなまけ者でなかなか自分で調べないのですが、幸い友達がいい展覧会を教えてくれます。

● 「苧麻の美」~福島・三瓶コレクションより~展

斎田記念館
12月7日まで

福島の復興かんれんのお手伝いをしているJさんから教わった、福島に伝わる「からむし・ちょま」なる幻の布の展覧会です。明治大正期の着物を中心に展示しているそうです。日本には各地に独特の織りの伝統があったのですね。そもそも日本の過去は今やすべて幻みたいなものですが。博物館として福島のために「節電や寄付以外にできることはないか」と模索して実現した展覧会だとのことです。斎田記念館は初めてですし、これを機会に行ってみたいと思います。

● 「世界の絣」展

文化学園、服飾博物館
12月17日まで
(当該サイトより上の写真を無断借用いたしました。)

文化学院といえば、まだ20代のときに今は亡きTさんが連れてってくれたことがありましたっけ。ロの字型をした灰色の建物がハイカラでレトロな素敵な校舎でした。今サイトを見たら、すごいビルディングになってしまったんですね。実はそこに1979年から「服飾博物館」があって、今イカットの展覧会をしているというのです。これは行かねばなりません! 明日は朝からPさんがお手伝いに行くから一緒にどうかと誘ってくれましたが、朝は家の用事で行けません。時間に追われた地域イベントの準備もありますし。いずれも4日の地元の防災イベントが終わってから、来週ゆっくり見に行こうと思います。

(追記:12月17日)
行ってきました、最終日の「イカット展」。素晴らしい展覧会でした。日本、アジア、中近東、ヨーロッパを網羅したみごとなイカット/絣(かすり)の数々。すべての展示品に解説がついていて、理解を促してくれます。カタログも1000円でした。

私はすっかり思い違いをしていました。「文化学院」と「文化学園」があるのですね。今日のは「文化学園」です。新宿の南口を出て西方向に5分くらい進むと大きな「ファイザー」のビルがあり、その1階に入口があります。

2011年11月29日

私の靴に初のコメント!

このコントラストは1960年代の「オップ」にも通じそうな、古くて新しいテーマ? 婦人物のスリッポンです。
この靴に、今日カッコイイ」って初コメントが入りました!!
zazzle には婦人靴だけで22万5千種類にあるんですよ。(新しいもの順で検索すると2つ目だったからでしょうが)人様の目にふれただけでもすごい! 感動ものですっっ!!!



先日マグカップを一般公開したらこういう宣伝機能が使えるようになりましたので使ってみます。いろいろ作った中の靴だけを選んで、新しいものを中心に出てくる仕組みにしました。(御用とお急ぎでない方はどうぞご覧くださいませ。こざっぱりしたもの、破壊的でキモチ悪いの、いろいろありますよ!)

販売中の靴、製作中の靴、すべての靴がzazzleによって予告なしに削除されてしまいました!!  クリスマス商戦後でしょうか? zazzleの商品から靴がなくなったのです。2012年よりzazzleで扱う靴が新しくなるらしいのですが、なんと乱暴なんでしょう。信じられません。(したがって、↓下のリストも空っぽです。)


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クリスマス・グッズ

25年ほど前は「クリスマス嫌いのクリスマス・グッズ好き」でありました。その後かわいいクリスマス・グッズもひととおり見慣れると、ただの「クリスマス嫌い」になりました。私はキリスト教徒ではありませんから自分のプライドとして、商人達と一緒になって騒ぐ気にならないのです。それはキリスト教という世界的大宗教に対する敬意でもあると考えています。ですからクリスチャンの友達が家で大事そうに「Nativity」のセットを飾るのをいいなあと思って眺めます。でも信仰に関係なくクリスマスの飾りつけやクリスマス音楽でにぎわう町は異常ですよ。贅沢なクリスマスケーキもおかしい。いやです。派手なのも地味なのも、イルミネーションのたぐいにもうんざりです。あれは成人の日くらいまで続きます。まともなお正月飾りの町が懐かしい......。中国の都市でもクリスマスが好きみたいで、「クリスマスがキリストの誕生日だとも知らない」のに大騒ぎをしたがるのは非キリスト教文化圏に共通の傾向? 

しかし、ですね、現在私はクリスマス・グッズを作っているのです。zazzleでアメリカ人に売れたら嬉しいナ楽しいナ、と思ったからです。そう、今年の私は「商人達」の側の人間です!

とりあえずこんな感じで作り始めました。



これはお皿です。じーっと見ていると、縁がもちあがっている立体感が見えてきます。zazzle のお皿は一種類だけでメラミン製ですが、大きさが直径25センチですからクリスマスのディナー皿になるし(ナイフで印刷が落ちるかも?)(むしろお料理が出るまでの飾りのお皿にしたら雰囲気が出ますね)、1枚だけてもケーキをのせたり大皿料理を盛ることができて実用的です。



おそろいのマグですね。(この木には黄色い点々を入れてあります。)自分ではカワイくできたと思っています。よくあるパターンではありますが。

この単純な木の形をモチーフにして、バッグ、エプロン、バインダー、靴などいろいろ作っているところです。そしていくつか売りに出してから人様の作品が気になって見て回ると......こんな真っ赤っかはないのでした。赤と緑が「クリスマス・カラー」で、この季節は町が赤と緑でいっぱいになる......とか昔聞いたことがあるのですが、それは幻聴であったか、過去の話か。

zazzleでクリスマスがテーマのバッグを検索したら、「Christmas Bags」として5万5000種類が公開されていました。(「55,000種類」ですよ!)「人気の順」で並んだのを何百か見ると、「赤と緑」「クリスマス・ツリー」「サンタクロース」といったベタなデザインはとても少なくて、あっても絵の小さいの、かなり簡略化したのが主流です。イラストに添えた文字にも「Merry Christmas」なんて一つもないと言っていいくらいです。(ちなみにzazzleとは誰でも物を造って売れるアメリカのサイトで、「自分が使いたい物を売りましょう」と勧めています。)ベタなグッズはあまり持ち歩かない時代になったのでしょうか。

● クリスマスのバッグ、zazzle内の検索結果

そういえば80年代にアメリカ人だらけの職場にいたとき、本場物のクリスマスカードの言葉に「Peace on Earth/地上に平和を」という言い方が多いのを知りました。アメリカ人にとって季節のカードを送り合う相手がクリスチャンばかりとは限らない時代になったのだ、と思いました。

さらにクリスマス物を見て回ると、zazzleのお皿はもともと装飾的で凝ったものが多いのですが、素人っぽいものを含めてベタな物がぐっと増えます。マグカップはさらにベタな度合いが増し、クリスマスらしい古典的なものやステレオタイプが目立ちます。金額が手頃で売れ筋だし、小さくて、職場でも家庭でも自分の手元に置いておくものだからでしょうか。それとも、単にそういう図柄を表現しやすい「形」だということ?かな?

● クリスマスのお皿、zazzle内の検索結果 
● クリスマスのマグ、zazzle内の検索結果

(11月30日変更: 上で紹介したクリスマスツリーのマグカップは見かけ上の理由でガラス製に変更しました。ここにある陶器製のはリンク先の商品ページで見たり買ったりできます。)

2011年11月28日

アリス・スターモアの模様編み図案集



Alice Starmore's Charts For Color Knitting (New and exanded edition)
Alice Starmore 著
Dover Publication 刊
2011年
(スコットランドで1992年に出版された本を、アメリカのドーバーが改訂版で出したもの。)
amazon.comで12.27ドル(日本のアマゾンでも1457円)

今日は本も届きました。アリス・スターモアの図案集です。複雑で美しい彼女のセーターやカーディガンが、作品例として少し載っており、うち二つは編み方も書いてあります。しかし編み方はこの本のおまけみたいなもので、色使いのお手本としてのカラー写真です。「パターン集」ですからね。



というわけで模様編みのパターンがいっぱい!! これはすごい。彼女のフェアアイルの本「Book of Fair Isle Knitting」にも沢山の伝統的なパターンが収録されていて驚きかつ喜んだものですが、ここにも猛烈に入っています。各国の伝統的なパターン、ケルトのパターン、総模様に使うパターン、またワンポイントに使えるモチーフなど。ニードルポイントへの応用についても触れています。編物が好きなら誰が買っても損しないと思います。ドル安の今こそ、これまで欲しかった本の買い時かもしれません。(事実そうなんですよ!)

ふぇあういんずのフェアトレード・チョコレート



通信販売のふぇあういんずでフェアトレード・チョコレートが購入できるのは、チョコが溶ける心配のなくなる10月からです。多くの人がチョコを食べたくなるのもそれくらいかもしれません。

私は少々チョコレート中毒気味で、チョコなら何でもいい......というか、そこらで大安売りしているナッツ類のチョコや板チョコなんかが大好きで、そんなのばかり食べています。女の子の雑誌に紹介されるような、都心で一粒ずつ売っているような輸入物の高級なチョコは、美味しいのはわかるけれど、それよりも......という所があるのです。でも本当はこういうフェアトレード・チョコレートを「ときどき」「少し」食べるのがいいと思います。なかなかできませんが。というわけで、今日届いたチョコレートを、膝に並べて記念撮影しました。

地球食のチョコレートは初めてです。(これまで買おうとするたびに売切でした。)ヘーゼルナッツ入りのと「冬チョコ/Winter Cholorate」を買いました。自分で買っておきながら、いま「え、ヘーゼルナッツ?」と思いました。そういえばチェルノブイリの原発事故があった後、ヘーゼルナッツが放射能汚染したというので食べなくなって、以後食べる習慣がなくなっていました。(まー今さらチェルノブイリでもありません。)「冬チョコ」とは、シナモンとコリアンダーが入っていて、冬の香りがするんでしょう。とても人気があるそうです。食べるのが楽しみです。

ピープル・ツリーのチョコは、前にもふぇあういんずで買いました。そのとき全部の種類を食べて、たしか一番好きだったと記憶するのが「レーズンとカシューナッツ」で、今度はこれだけ5枚買いました。再び口にいれると、ミルクがたっぷりで滑らかで、ゆったりとした味がしました。ここのチョコは包装紙の絵もとても素敵です。

ピープル・ツリーのチョコは(ふぇあういんず価格)50グラムで290円、地球食のチョコは100グラムでヘーゼルナッツが504円、冬チョコが682円です。(ちょっと高めですが、スーパーにある普通の輸入チョコと同じくらいの値段です。)合計10枚で送料が500円。大事に味わって食べます。

2011年11月23日

世界恐慌? 計画恐慌? 日本はどうなるの?

● Melt Up (メルト・アップ)



半年以上前から見ていますが、アメリカの「Inflation US」というサイトが、たくさんの動画をYouTubeに出していて警告を発しています。アクセス数も7桁です。動画はとてもテンポが良くてオシャレな作り。そうとうお金をかけたと思われるものばかりです。ただの警告のためにこれだけの投資をする理由は?といぶかりたくもなります。(「Inflation US は嘘だ、ウオール街のインサイダーだ」という動画もあります。)

しかし最近またこういう動画を見て、関連動画のほうにある「ghost town」が気になりました。つまりアメリカ中でゴースト・タウンが増えているらしいのです。家のローンを払えなくなったり、不況や失業でお金が行き詰まって家を手放す人達がすごい数になってきて、人の住まない家ばかりの「ゴースト・タウン」があちこちに生まれているのでしょう。絶望的なアメリカの現実を見せつけます。いったいどうなってしまうのでしょう??????

● YouTubeで「ghost town usa」を検索した結果

上の動画は「Melt Up」という題名で、近い将来に起こるアメリカのハイパー・インフレを予想するものです。2012年にドルが崩壊してこうなるんだから準備せよ、というわけです。(要するに「金を買え!」という脅し?)この動画ではそのハイパー・インフレの原因を、アメリカが国債の償還(国の借金の返済)ができなくなって国家デフォルトを起こすから、と見ています。しかし一方では、そうしたことのすべてが所謂「国際金融資本家」たちの計算づくだという説もあります。かつて大恐慌を仕組んで大儲けしたように。今年のヨーロッパの一連の経済危機でも、アメリカの某銀行が一人勝ちしているそうで、もう素人にはわけがわかりません。でもうっすら見えるのは、すでにアメリカ中の地方銀行がバタバタ倒産しているし、近い将来アメリカが国家デフォルトに陥ってハイパー・インフレで国民が苦しんでも、巨大銀行だけは生き残るのだろうなあ......ということです。しかし同時に、「ロスチャイルドが作った」といわれる所謂「お金のしくみ」というものが壊れてしまったから今世界中で混乱が起こっているような気もするので、よくわかりません。

ところでそういう危機にあるアメリカ政府がお金を刷る以外に何をしているかといえば、たとえば何年もかけてデンバー国際空港の地下に、「2012年の経済破綻」のさいに市民を「収容する施設」なんかを作っているわけです。市民の避難とか保護ではなく、監禁とか強制収容とか、そういうのが目的です。なぜ? 最初から破綻を起こす予定なんですか? このデンバー国際空港というのが実に不気味な建物で、「陰謀論」のネタの一つでもあります。

● Jesse Ventura Conspiracy Theory - 2012 Part 1 of 6 (ジェシー・ベンチュラの大人気テレビ・シリーズ「アメリカの陰謀論」の、デンバー国際空港の巻。YouTubeのロゴをクリックするとYouTubeのサイトで見れます。続きも見れます。)



この「ジェシー・ベンチュラ(またはヴェンテューラ)」というのがすご〜く面白い人物なのですが、話が長くなるので省略します。(元プロレスラーで元ミネソタ州知事でリバタリアン。ロン・ポールの強い支持者でもあり、もしロン・ポールが共和党の予備選に勝てなかったら、自分が副大統領候補としてポールと組んでリバタリアンから出れば大統領選に勝てる、と公言しています。)デンバー国際空港の異常さを手早く見るには、YouTubeのロゴをクリックしてYouTubeのサイトで動画の最後の「6」だけご覧ください。また、YouTubeで「denver international airport」を検索すれば、他にもいろいろ出てきます。

● Obama Will Be Last President Of USA as we know it(私達が聞いたとおりオバマはアメリカ合衆国最後の大統領になるだろう)



ロシア人達のお喋り。「アメリカはもう終わり。でもそれは人類の未来にとって良いことだ。」「でもその経済的なとばっちりは大変なもの。」「1997年にアメリカの雑誌で見たんだ、2008年がアメリカ最後の大統領選挙で、黒人が大統領になると。オバマなんてまだいなかった時にだ。11月4日にはオバマが大統領になるんだよ。データのとおり。」この字幕、本当? 最後のグラフは何? 2008年11月投稿の動画。(YouTubeのロゴをクリックして、解説やコメントもご覧ください。)

そうしたアメリカの行く末の不安によって、日本でも巷の一部で「2011年11月25日、世界恐慌突入」説があるのですが、どうなんでしょう。いいことは期待できないご時世ですが、極端に悪いことがいきなり起こる予定なんでしょうか? 3月の地震で、東京でもスーパーの棚が空になる経験をしたのですが、経済が破綻すれば日本中が沈没してしまいますから救いの手がありません。そういうわけで、各自食糧と日用品を備蓄せよというのです。

● 米国デフォルト危機ニュース・サイト
● 上の記事がすすめる食糧備蓄プラン

2008年のリーマン・ショックにさきだって、いろいろ警告を発していた「六本木の巫女」は詐欺で逮捕されちゃったし、こういう話はよくわかりません。私は缶詰や乾物などを「普通に」買い置きしておきますが、本当に危機が来たあとは庭を耕して菜っ葉でも植えようと思います。

一つだけ明らかなのは、ずいぶん前からアメリカは悪い人達にのっとられており、政府も議会も軍隊もそういう悪い人達のために働く機関になってしまったということでしょう。今のアメリカは、そういう支配層と国民が臨戦状態にあるんじゃないでしょうか。アメリカ国民は「イスラムのテロリスト」を怖がっている間に、自分の国の中に敵を育ててしまったんですよ。日本ものっとられているといわれています。21世紀になって「国家」というものの再定義が必要かもしれません。

しばらく日本のニュースを見ない間に株価がずいぶん落ちたんですね。なさけないけれど日本がどうなるかはアメリカ次第。Alex Jonesのニュースのほうが真面目に見えるし。アメリカは世界に対して、そして日本に対して影響が大きすぎます。私の余生の平和のためにも、アメリカには良い国になってほしいのですが。(がんばれ、ロン・ポール!)この頃とても忙しくて疲れていて、何を書いているのかよくわかりません。(11月23日から24日)


(追記:12月9日)
とはいえ何かが起こるに違いありません。アメリカ経済が(ドルが)ガタガタなのは事実なのですから。そして経済立て直しの特効薬は戦争だという考えは根強いのです。久しぶりに恐い話を聞きました。12月8日放送のアレックス・ジョーンズの番組で、ベストセラー作家のリンゼイ・ウイリアムズ Lindsey Williamsという人が2012年10月がドルの崩壊と世界戦争の始まりだと語りました。2012年でなければいけない理由は、それを計画している人達にとって最重要な聖書の記述ゆえ、10月である理由は11月にはアメリカの次期大統領が決まるので、その人にいきなり戦争をさせるわけにはいかないから、と。上に紹介したビデオで「オバマはアメリカ最後の大統領」だという話とも合います。(私には全部を正確に聞き取ることができませんが、英語がわかる人はぜひ聞いてください。全部を鵜呑みにする必要はなくても参考にすべき事柄があると思います。)

Alex Jones 2011-12-08 Thursday (ウイリアムズの話は1時間17分頃から始まります。)



近代の戦争とはそういうものであったようですし、これから起こることも、どうにもならなくなって起こるのではなく、一部の人の都合と周到な計画によって起こされるらしいのですよ。経済恐慌が起きても戦争が勃発しても天変地異でもパンデミックでも絶対に死なないあの一部の人達。

考えてみればアメリカのサブプライムローン問題もギリシャの破産も、返済力に余るお金を借りて案の定こげついたという話ですよ。借りた人の責任? 貸した側だって問題です。貸した側こそ問題ではありませんか? (もし悪い意図を隠してそれをやったとしたら。)日本のバブル時代も似たようなものでした。一介の庶民の私のところだって頼みもしないのに銀行から「1億円くらいいつでも貸しますよ」と言われてビックリしたものです。私のところで1億円なら、隣近所には5億10億の話が転がっていたということです。それがいつか終わるとは誰も言いませんでした。正確にはほんの少しはいたのですが、メディアは決して取り上げませんでした。誰もが「永遠の繁栄」を信じて疑わなかったのです。そういう「時代」には家を買いたい事業を始めたい事業を拡大したい資産を増やしたいと考える人達にチャンスを与えました。真面目に返済計画を立ててお金を借りました。でも作られたバブルはいつかは終わりが来るし、あるいは作った人の都合でいつでも崩壊しますから、結局は沢山の企業が倒産し多くの人が辛酸をなめたのです。そればかりか、日本という国が10年20年と停滞を余儀なくされています。その間には好景気といわれた時期もありましたが、バブル崩壊後の出来事や政治的な「処理」によって、働いても働いても庶民までお金が降りてこないようになったからです。(それじゃバブルは誰が作ったの? なぜ? 私達が稼いだお金はどこへ行くの? ということ。)

人から物を奪うのは犯罪ですが、銀行が銀行というシステムを介して少し時間をかければ合法になってしまう仕組みがあります。(土地を担保に10億円貸すとき、銀行はその10億円を持っている必要はありませんが、借りた人にお金を返せなければ土地は銀行に渡ります。)(たとえば、もしその土地がすごく欲しければ、借りた人がお金を返したくても返せないようにすればいいわけで、そういうことは不可能じゃありません。)アメリカの大銀行は国家を相手にそれをやっている真っ最中。またそうした銀行はメガバンク化することで、儲けるときは儲けるが大損を出して倒産の危機に瀕すれば「大きい銀行は潰れたときの影響が大きすぎて潰せない too big too fail」ということを盾に政府から公的資金(税金)をカッポリ貰って存続することが可能になりました。な〜んかおかしいでしょう? ロン・ポールが「超お金持ちがいてもいい。でも盗むな」と言うのはそういうことです。

マケドニアのアレキサンダー大王という人はめっぽう戦に強くてあらゆる国を手中におさめて、30才で「もう攻める所がなくなってしまった」と嘆いたと言います。私は歴史に詳しくありませんが、そういう時代は戦を知っている人と戦を知らない人との戦争であり、まさに「赤子の手をひねるように」連戦連勝だったのじゃないかと思います。カエサルがガリアを征服できたのはまさにそれで、ローマが歴史に冠たる国家であり「戦争機械」とよばれるほどの軍隊を持っていたのに対し、ケルトは部族社会で部族ごとの兵士がいるだけでしたから、統一に欠け、兵士の一人一人がどんなに誇り高く勇気があろうと総なめでした。チンギス・ハーンは馬術に長けた民族の戦法で、自分の手と足だけで戦う人達をなぎ倒し、今の中国から中央ヨーロッパまであっという間。

今の「世界経済」とはアレキサンダー大王やカエサルやチンギスハーンが暴れ回っている状態じゃありませんか? 他国の文化や習慣や精神性はおかまいなし、自分の流儀を押しつけることで優位に立ち、お金のしくみを駆使し為政者を買収することで(買収に応じない者は殺して)、知っている者が知らない者を、できる者ができない者を、持っている者が持っていない者を所有し奪い食い物にしています。なーんだ、「グローバリズム」って帝国主義だったんじゃない。企業と銀行のね。

global bankersとか「国際金融資本家」という呼び方をされる、世界を股にかけた大銀行は「わかってない人達」から奪うために有り余るお金を貸すということをやってきて、2012年に大収穫の時代を迎える予定なのかもしれません。そもそもそれがグローバリズムというものだったらしいのですね。NWOですね。90年代にはアメリカのビジネススクールの看板講座が「グローバリズム」一色に染まり、日本からもたくさんの企業人がハーバードだのスタンフォードだのに留学したものですけど、今思えば恐ろしいことでした。

お金で潰したヨーロッパの国々の政府にはどこもアメリカの例の銀行の出身者が送り込まれたそうです。(イタリアの首相はもはや「イタリア人」ではありません。)ポルトガルでは銀行にお金を返すために国民が積み立てた年金に手をつけてしまいました。今現在、いくつもの国がグローバルな銀行によって国庫を空っぽにされ、政府機能を握られてしまっているのです。(マンガチックな世界統一政府樹立計画のためには、お金を手段に個々の国に入っていくことこそ目的なのかもしれません。)いっぽうお金で動かしにくい所では理不尽な武力行使が続きます。国民の税金を使って中東、アフリカで進行中。フェイスブックで広まった若者達の民主化運動ですって? その国を爆撃し子供達を銃で打ちまくることが民主化のお手伝い? イランとは戦争したくてうずうずしているところ。悪い人達に乗っ取られたアメリカの動きを今度ばかりは中国やロシアも警戒しているようです。日本が巻き込まれないわけがないでしょう? テレビがお笑いばかりやっているのはやることがないからではなく、現実を見せる隙間を作らないためではありませんか? なんのかんのいっても、今でもテレビを見る人は多いでしょうから。(李香蘭が戦犯呼ばわりされるなら、今のお笑いタレントも同じですよね。)

いいかげん「陰謀論」を真面目に議論すべきときだと思います。とくに戦争が嫌いな人は必修です。世界中でバラバラに起こっている嫌なことの根っこは一つなのではないか、という話。(近代史がとってもわかりやすくなります。大河ドラマよりも日本のことがわかります。)マスコミというのか大手メディアというのか、それが嘘だというなら嘘であることをちゃんと説明しなければいけません。でもメディアが取るに足りない妄想であるかのように無視しつづけるということは、それが秘密に値するからじゃありませんか? だから私達は知らなきゃいけないのです。「陰謀」は皆が知ったら陰謀ではなくなります。そんな話はおかしいと皆が気づいて多くの知恵が集まれば、解決も可能なはずです。口をそろえて老いの繰り言のように「誰もが繁栄を願う」「誰も戦争をしたくない」と言うなら、私が、あなたが、繁栄のために、戦争をしないために、知る努力をしなきゃいけないんですよ。「ショック・ドクトリン」と同じ、後になってからじゃ遅いのです。(ほら、その無関心その無気力さえ仕込まれたものかもしれませんよ。)すでにアメリカ政府はアメリカ人を殺し始めています(ソフト・キル)。変な法律がどんどんできるし(国内線飛行場での異常な検査とか効かないワクチンの強制接種とか公務中の警察官を撮影してはいけないとか。ケータイのビデオで町のお巡りさんを撮ってしまった人が懲役75年の実刑判決って...... 家庭菜園の禁止はまだ審議中でしたっけ? 等々)、市中に戦車を出して戒厳令の予行演習をやっているし(デンバーでは小学校にテロリストが隠れているという想定で生徒のいる中で銃声バンバン)、強制収容所も営業を開始したとか(上の動画)。サブプライムローン崩壊でお金を失って諦めたなんて嘘でしょう? 連邦政府を手足に使い、2012年の準備は着々と進んでいるかのようです。(なんでオバマなんか選んだのか。)来年、日本国政府は私達を守ってくれるでしょうか? 真面目に言っているんですよ、ほんとに。


(追記:12月16日)
11月23日に書いた私のこの記事に、少ないけれど毎日アクセスがあります。それで私もキーワードで検索してみたところ、なんと検索結果の1ページ目に出ていました。しかし私の前に出てくるのはリーマンショックの頃の記事だったりするのです。特別なキーワードとは思えないのに。そのことから、近い将来に日本にも起こるといわれてい経済の大危機ですが、世間ではまるで語られていないのか、世間では関心が低いのか、それとも世間は見ないふりをしているのか、それとも世間が関心を持たないように操作されているのか、いろいろ考えてしまうのでした。

その検索結果の2ページ目に興味深い記事をみつけました。

● 国家破産」後の世界

「2012年の黙示録」というサイトの中の1ページで、「『国家破産』以後の世界」(藤井厳喜・著/光文社2004年12月刊)という本を引用した記事です。本の引用の前にサイトの筆者の解説があり、この本では日本の破産処理後の日本シナリオが3つあると書いているそうです。1つは、「アメリカの経済植民地」になるケース。これがもっとも可能性が高いと見ています。その場合、破産処理の過程で、日本の優良企業はほとんどアメリカのビッグビジネスに買収されると予測しています。2つ目のシナリオは、「中国の属国」になるという見方です。(中略) 3つ目のシナリオは、「アジアの小国」になるというものです。
本からの引用は一部ですが、なんとも説得力のある、真に迫る話です。もしかして降ってわいたTPPなども、日本の破産を見越しての動きなのでしょうか? 日本もまた、のっとられるために時間をかけて返す見込みの無い国の借金を増やしてきた愚かな国だったんでしょうか?

● アマゾンでの「藤井厳喜」の検索結果 (追記の追記:12月25日/買って読んだらトンデモ本でした。)

ロシアが経済危機の厳しい時代を生き抜いたのは、人々が友達や近所とお互いに助け合ったからだといい、最後に人を守るのは政府でもお金でもなく人間のつながりだと書いています。私は自分が物心ついてからのことを振り返ると、いかに親戚が、隣近所が、家族が......つまり人間関係がバラバラになってきたかと思わざるをえません。それは時代の流れ? 今の私には、何かいやな力によって私達が弱くなるように、そういうことが意図的に奨励されてきたのじゃないかと思えてなりません。(今もっとも過激な反体制活動とは、家族の交流、親戚づき合い、近所づきあい、住んでる場所の地域活動、職場の上司と部下のハシゴ酒、地元商店街でのお買物......実はそういう種類のことなんじゃないでしょうか。)



(追記:12月26日)
かつての戦争や経済恐慌というものが、ある思惑により操作されたり誘導されて引き起こされたものだとわかると、今の時代にも世界を嫌な方向へもっていこうとする動きを感じます。経済が悪くなって倒産や失業が増える、食べ物が足りなくなる、といった漠然とした不安の中に私達はいますが、国の政治経済の支配層にはそういう社会にしようとする意図があるんじゃありませんか? 「北朝鮮の独裁者」が没したとのことですが、今やそれに代わろうとしているのはアメリカかもしれません。グローバル企業に牛耳られるアメリカは「北朝鮮以上」の専制国家に傾いています。日本はアメリカの影響を強く受けます。経済の不安だけでなく政治や社会の変化にも注意しないと、貧乏・ティラニー(専制主義)・戦争の三つどもえに簡単に巻き込まれてしまいます。(これに比べたら「原発反対」など再重要項目に思えません。)「絶対に戦争をしない」という強い強い意志を今から固めておきましょう。そしてニュースに取り上げられないうちに変な法律が次々通っていかないよう、目を光らせましょう。

2011年11月20日

zazzleのマグカップが届きました



「zazzle」で作った私のマグカップが届きました!!!

実は一昨日の留守中に届いたのを、今朝再配達してもらったのですから、製造を含めて5日で届いたことになります。驚きです。送料が高いだけのことはあります。(問答無用でFedexなんです。マグカップ5つで34ドルちょっと。)中身は一つずつ大きなプチプチのぐるぐる巻きで、完全な状態で届きました。

梱包をほどきながらウキウキしました。印刷は実にくっきりしています。色がきれいで、とってもいい出来映えです。「へんな縞模様」や「黒とピンク」のマグはコンピュータでプリンタのおまけソフトで作りました。私が作ったMacの画面上の色とまったく同じ色ではないかもしれませんが、素材が違えば色は変わるものですし、これはこれで文句はありません。再現性は大したものです。これは凄い!! 

思いのほか良かったのが「SHOPPING SYNDROME」のオリジナル・マグです。夏に撮った雲の写真にブログ名、URL、扱っているテーマを並べただけの物ですが、思わず「ムフフ」と笑ってしまいました。「このブログに10回コメントした人にプレゼント!」なんて、やってみたいものですヨ。

こんなにきれいにできているなら、zazzleの画面上で気に入った他の作品も安心して買えると思いました。

ケチをつけるなら、印刷の僅かなずれです。



写真に黄色い線を入れてみました。写真自体が歪んでいるのでわかりづらいかもしれませんが、いずれのマグも、マグの柄を正面にして印刷の両端を見ると、向かって左側が高く、右側が低いのです。つまり、印刷がわずかにナナメだというわけ。でも気にしません。全部がそうなのですから、工程上しかたないのでしょう。(日本の神経質な人には不向きかもしれません。)

マグの大きさは「11オンス」です。調べもせずに受け取ると、大きい!と驚きます。タリーズなどの「トールサイズ」でしょう。「15オンス」もあるのですが、これはもう「ラージサイズ」ですね。おなかがコーヒーでジャボジャボになりますね。

2011年11月18日

野方のフレンチ「ラ・ポム・ド・パン」


昨晩のこと、近所に住んでいるわりには会う機会の少ない友人のDからランチのお誘いメールが届き、今日のお昼は西武新宿線の野方へ行きました。野方の住人のMさんともお店で合流。二人とも高校の友達です。

高校時代(40年近い昔)の記憶ではホームが一本あるだけの小さな駅だったのに、ピカピカ新しくて大きくなっているのに驚きました。南口に出て細い路地を進みますが、昔ながらの商店街がいい感じでした。(石神井公園駅前とは大違い。車やバスの通らない駅前商店街っていいなあと思いました。)そんな通りを5分も歩くと「ラ・ポム・ド・パン」がありました。商店街と住宅街の境目みたいな位置にあり、雰囲気のよい小さなお店です。

お料理がオイシイ! お昼はランチ・メニューから選びますが、私が「舌平目のムニエル」、Mさんが「豚肉とキャベツの蒸し煮」、Dが「羊のグリル」とあいなりました。200円で「白インゲンのスープ」、300円または400円でデザートが付くので、期待して両方注文しました。いやもうビックリです。私のは美味しかったし、二人のもおいしそうでした。しかも安い! ランチは日替わりらしいのですが、私はまた来て今日二人が食べたものを食べたいものだと思いました。



 (向かいの席のお料理ゆえ、盛りつけが逆さです。)

食事の後はMさん宅でお喋り。それから犬の散歩を兼ねて都立家政の駅まで送ってくれました。Dは家路に向かい、私は一人でそのままフラフラ。通りすがりに「有田焼2級品」の出店でお皿などを買い、都立家政駅北口の喫茶店「つるや」で一服してから帰りました。

Zazzle でマグカップがお買い得

今朝zazzleから「アメリカ時間の今日(17日)に4時間限りのタイムサービスでマグカップなど数種類の商品が50%引き!!」というメールが入っていました。メンバーのみかもしれませんが、この機会に欲しかった物を買おう、この機会に面白いものを見つけて買おう、そういう人は多いのじゃないかと思い、私は急遽自分のマグカップを公開しました。(これまでは商品のURLへ直接行った人だけに見える設定でしたが、誰でもアクセスできる設定に変えました。)マグカップも他の商品と同じく何万種類もありますから、私のマグカップが誰かの目にとまる可能性はかなり......なのですが、一応するべきことはしなきゃいけません。

とはいえ私の「お店」の見てくれは手つかずのままのトホホで、味気ないんです。でもよろしければ、ぜひ見にきて下さい。(そのうちカッコよくします。)控えておいた商品をまた少し加えました。KRfabric という名前です。(追記:11月20日 なんとかお店の体裁をととのえました。)

ここに載せた写真または商品名をクリックすると、zazzleの商品説明のページにジャンプします。誰でも自分の好きなものを作れる楽しい場所です。買うとき以外にお金もかかりません。自分で作って、公開せずに自分の分だけ購入することもできます。皆さんも遊び半分に作ってごらんなさいませよ。夢中になることうけあいです。

(12月24日)販売中の靴、製作中の靴、すべての靴がzazzleによって予告なしに削除されていました!!  zazzleの商品から靴がなくなったのです。クリスマス商戦で終わったのでしょうか? 2012年よりzazzleで扱う靴が新しくなるらしいのですが、なんと乱暴なんでしょう。信じられません。(したがって、↓下のリストも空っぽです。)。

● バルジェロ風に刺繍した波模様



● 手描きの「よろけ縞」



● お散歩中に撮影したどこかのタイルを画像処理したもの



● 上と同じタイルの色を変えたものと、画像処理した夏の終わりの雑草



● やはりお散歩中に撮影したタイルとコンクリートの組み合わせ



4時間限りのタイムセールがが終わっても、その対象の商品(Tシャツ、マグカップ、グリーティング・カード、カレンダー、ケータイのケース、キーホルダーなど)はアメリカ時間の日曜日いっぱい20%引きだそうですよ。私の商品で該当するのはマグカップだけですが。

さて、私は先日自分で作ったマグカップを5つ買いました。ここの送料はアメリカ国内では商品ごとに一つ目がいくら、二つ目からいくら......というような勘定のしかたをするように書いてありますが、海外発送も同じかもしれません。自動的に計算された合計金額が出てくるのでよくわかりません。いずれにせよマグカップ5つで34ドル余りでした。割れ物ですし、トラッキング付き(荷物が今どこにあるかをたどれる、書留扱いのようなもの)で送ってくれるのですから、安全といえば安全です。ドル安だからまだましですが......やはり海外通販の送料は高い......。

すでに発送済みのようですから、早ければ1週間ほどで届くでしょう。自分の作ったものがどのように出来上がるのか、期待と不安、ワクワクドキドキです。

2011年11月14日

マグカップの続きと靴

zazzle のお店にぼちぼち商品を並べています。今日はマグを2つ加えました。





二つ目のマグは、先日いっしょうけんめい作った刺繍の一つを使った模様です。靴も作りましたよ。スキャンした刺繍のデータを靴のキャンバス地に印刷したわけです。マグは黒の縁取りなのに靴は焦茶の縁取りで、ちょっとカコワルだったかしらむ。

靴を買うところには各国のサイズ表記の一覧が出てくるのですが、これが少し謎です。私の足は「23.5」で、輸入物では「6ハーフのC」がちょうどいいのに、ここでは「7ハーフ」になる??? 「C』は足の回りの細い順に「A,B、C......」の「C」で、わりとダンビロだということです。ここの靴はキャンバス製(ズック靴ともいう)で、太さは「標準」のみで、そういう太い細いの選択はできません。私は売りに出す前に、まず自分の靴がほしくて作って買おうとしたのですが、何の手違いか注文がキャンセルされてしまったため、まだ手元にないのです。近々再注文して、サイズの確認もしなきゃいけないと思います。





Funny T-Shirts

2011年11月12日

マグカップを作りました

「zazzle」でマグを作りました。用意されている無地の素材に自分でデザインを加えて作ってもらえるサイトです。ここを見つけて、8月末から燃えてしまって、試作品を300くらい作ったのですが、このところナンダカンダで作業が中断してしまい、売りに出したのはまだわずかです。「お店」もまだ形ができていないため、全面公開せずに、リンクでしか行けない段階にしています。でもリンク先でクリックすれば買えるのですよ! 13ドル95セントもするんですが......ドル安だからマ、イッカ。1個売れると100円くらいが私の収入になります。あははのは、ですね、まったく。

でも真面目な話、アメリカ時間でこの週末はマグカップが3割引!です。ここは送料が高いのでこういう機会は貴重です。実を言って私は自分の作った現物を持っていません。ですから3割引の間に(製造者責任として、また今後の製作の資料として)いくつか買う予定です。(元が取れない......。)

日本語版のサイトもあるのですが、自動翻訳らしくて日本語が変なのが気になってアメリカ版で作りました。(購入するには、日本語版に載せてもアメリカから個人輸入することに変わりありません。)

リンク先から「zazzle」にある他の商品を見てみたら、最初は何だかわからなくてクラクラしちゃうでしょう。だってマグだのバッヂだのTシャツだの......どれも何万種類、何十万種類.....?!?!.が並んでいるのですから。来月になれば少し時間ができそうですから、あらためて「zazzle」や「cafe press」のお話を書こうと思います。


● 「Shopping Syndrome(このブログ)」 オリジナルのマグ(今作ったばかりです。間違いに気づいてあわてて修正や変更をするかもしれません。)



● 手書きのタテ縞のマグ



● へんな縞模様のマグ(ピンク・クリーム色)



● へんな縞模様のマグ(オリーブ、レンガ色)



● へんな縞模様のマグ(ピンク、みどり)



● ゴム編みのような模様のマグ(黄色、こげ茶色)



今日のところはこのへんで。

Pet Clothing

2011年11月4日

パピーの「ソフト・ドネガル」



久々に「ツイード」を見ました。発売元はパピーですがイギリス製との表示です。8号〜10号針が標準の太い糸で、40gで950円もして、予算よりも高かったのですが、「こういうのが欲しかった」という糸でしたから買いました。赤系、茶系、緑系......いろいろある中の灰色系の濃淡を買って試し編みをしてから、白っぽいほうの灰色にしました。そして少しゆったりしたセーターを編み始めました。

ツイードというのは、生地でも毛糸でも、基本イギリスの北のほうの羊さんの「繊維が短い糸」です。毛糸では繊維が長いほうが撚りがきれいで「高級品」で、繊維の短いツイードはいわば綿を撚ったみたいで、太さが不揃いでモコモコしていて、いわば格が低い「普段用」です。でも良質のツイードは、そのモコモコが空気をたくわえて暖かいのです。そして値段も高〜〜〜い。この「ソフト・ドネガル」はそういう糸なのでした。編み進むうちに編んだところが膝にたまっていきますが、膝がポカポカします。いいセーターになりそうです!(去年何も編まなかったから、勘が狂って間違えてばかりですが。)

こういうツイードの毛糸は、実でありそうでなかなかないんですよ。毎年見かけるものの多くは、繊維の長い糸をきれいに撚ったストレートヤーンの所々に色を染めたような「ツイード風」が多いのです。

ところで、1年ぶりに行った青山の「三ッ葉屋」でちょっとお喋りしました。「どうして40g巻きが多いのだろう?」 お洒落な糸ほど40g巻きが多い気がします。セーターを編むのには50g単位で買うより無駄がないのだろうか? しかし三ッ葉屋さんによると、海外では50gと決まっているのに、日本では40g巻き以外に35g巻きもあるそうなのです。というわけで、「値段を押さえるためだろう」との見立てでした。たとえばこのツイードであれば、50g巻きだと一玉1000円を超えてしまいます。1000円を超えるとすごく高い印象を与えるから、900円台にとどめるために糸を少なくしているのだろうとのことでした。

2011年11月3日

本日のアレックス・ジョーンズ



今日は「文化の日」ですね。

私は今日もAlex Jonesのインターネット放送を聞きながら針仕事に励んでいます。(急ぎのセーターを編んでいます。)

正直を申し上げて、私は英語など得意じゃありません。こうした放送は話題や人それぞれの話し方でわかるときとわからないときがありますヨ。おまけに毎日毎日恐い話のオンパレードですが、アレックス・ジョーンズの個性のおかげで面白く聞いています。(自分の知っていることや自分の知っている現実と見比べながら聞くようにしています。)

私は先日アレックス・ジョーンズについて「いわゆる陰謀論の人」というふうに書き、広く世間一般から見ればそういう分類だろうと思ったのですが、正しくは「反NWO」「反グローバリズム」を標榜する人です。私は「陰謀論」はもはや陰謀ではなく、昨今ではどんどん表に出て来ていると思います。一つには(たとえば)911を契機に人々の中で「陰謀」への関心が高まったと同時に、インターネットの普及によって隠されてきた情報が広く知られつつあるから。もう一つにはそういう世界中の人々の意識におかまいなく今では隠しもせずに堂々と「陰謀」の実現化が進んでいる現実があるからです。「陰謀論」にもいろいろあるのですが、その中のいくつかは日本人だってドップリ巻き込まれています。敢えて言いますが、もはや「陰謀論」は現実の問題であり、私達は真面目に議論すべきじゃないでしょうか。(これについては後日もっとちゃんと書きたいと思いますが。)

アレックス・ジョーンズはラジオ番組で話したりドキュメンタリー映画を作る活動を16年くらい続けているそうですが、映画の中では3年前の「Obama Decetion(オバマの嘘)」が一番のヒットかもしれません。YouTubeに流れ出ている完全版の動画だけでも950万アクセスを超えています。すごーい。(オバマ市の人達も見たかしらむ?)

● Obama Deception (1時間53分あります。YouTubeのロゴをクリックするとYouTubeの大きい画面で見れます。)



他にも見応えのある映画があります。

● Fall of the Republic HQ full length version
 「Fall Of Replublic」--「アメリカ終わった......」というドキュメンタリー。
●  Reflections And Warnings - An Interview With Aaron Russo {Full Film}
 「Reflections And Warnings」--「自由からファシズムへ」を監督したアーロン・ルッソ生前のインタビュー。

ところで、アメリカ時間の本日11月3日は、Alex Jonesの「InfoWars.com」のサイトで「マネー・ボム」が行われます。特別企画の24時間+3時間の特別無料公開マラソン放送をやりながら、50万ドルを目標に大カンパ大会が行なわれるのです。「反NWO」「反グローバリズム」の活動をさらに大きく進めるための資金集めだそうです。

● Money Bomb の特設ページ 摘み上がったカンパの金額と特別番組を映像付きで見ることができます。

● InfoWars.com ニュース記事のページ。映像なしの放送(=ラジオ)は登録しなくてもこのページから聞けます。生放送終了後は翌日まで再放送を繰り返すので、いつでも聞けて便利です。(といっても、翌日にはYouTubeに映像付きのがドドドと出ます。)

● Alex's Official Channel YouTube内の公式チャンネル 映画や少し遅れて「Nightly News」も見れます。

特別番組は通常の3時間番組の生放送と同じ日本時間午前1時から始まり、24時間やって、そのまま翌日の3時間番組をやろうというわけです。これまでメンバー登録しないでYouTubeでAlex Jonesの映画やインターネットの番組をタダで見てきた人達は、私を含めて、この機会にカンパしたらいいと思います。私はPayPalを使って送金するか、YouTubeで見れないドキュメンタリー映画「End Of America 3」のDVDを買おうと思っています。(と言いつつ、ラジオでも宣伝しているのに売っていない......?)

2011年10月7日

アメリカは揺れだすか?


この頃は針仕事をしながらインターネットでAlex Jonesの番組を聞いています。私がこの人を知ったのは10年前で、「911」はオカシイとネットにかじりついて情報を集めていたときに出会ったサイトの一つでした。いうわけで「陰謀論」のサイトです。その後はほとんど見ていませんでしたが、今年になってロン・ポールの情報を得ようとする中で再び見に行くようになりました。すると、かつての「陰謀論」も今では「論」ではなく事実らしいということが明らかになりつつあり、Alex Jonesのサイトと番組は「オルタナティブ・ニュース・メディア」として絶大な支持を得ているようです。(「オルタナティブ・ニュース・メディア」とは、テレビや大新聞など大手メディアが伝えるニュースは嘘や隠蔽ばかりだとして、インターネットなどのメディアを通して真実を伝えることを標榜するものをいいます。)

すごいドンガラ声で、ラッシュ・リンボーなみに怒鳴りまくったり声色を使ったり、実に想像しいのですが、現在進行形のアメリカの様子を知るのにはCNNよりも面白いと感じます。

それでここ半月ほど、アメリカがすごいことになっているのではないか?という気がします。いろいろと忙しくいろんな問題が出てくる様に、いい意味なのか悪い意味なのかわかりませんが妙な躍動感があります。そのことをいろいろ書きたかったのですが、ここは「お買物のブログなのだからアメリカの話ばかりはナニだ」と控えました。でも今日はウオール街の占拠にふれたいと思います。

最初にこのニュースが流れたときに、どうしてウオール街なのだろうと思いました。少し違う気がします。さらに、人々はフェイスブックで集まったと聞いて「ああ、またか」と思いました。中東で続いたフェイスブックがらみの集会、デモ、暴動、運動......あれがアメリカ本土に上陸したならインチキくさくてうんざりだ、と。そして「ロン・ポールは何か言っているかしら」と思いつつ、べつに探しもせずにいました。しかしAlex Jonesの番組(9/21)に、デモに参加したワカモノが出て話をしたとき、彼らはとても肯定的なのでした。そして「集まっているのは左翼から保守派から911深層追求の人やロン・ポールの支持者などあらゆる層の人達」で、「彼らはグラス・スティーガル法の復活を要求している」と聞いて、あながちインチキやヤラセではないのかな......などと思いました。

一昨日の夜、たまたまかかっていたNHKのニュースではウオール街のデモが続いている事をとりあげて(まだ続いているのかと驚き)、「貧富の格差」や「増税」の反対を訴えているというような報道をしました。それを聞いて「アレ」と思いました。「グラス・スティーガル法の復活」ではなかったの?

Alex Jonesの番組でも10月3日から風向きが変わってきました。「デモはいろいろな種類の人達の集まりだが、本当の主催者は誰だろう?」「ウオール街そのものが主催者じゃないのか?」「彼らの言っていることがおかしい、オバマやバフェットが言っていることと同じだ」と。デモに参加していたマイケル・ムーアが「資本主義がいけない」と言ったのを深刻にとりあげ、大手メディアは現場のインタビューで自分に都合のよいことを言う人の声だけ放送して本質をねじまげている、と怒りはじめました。

集まった人達はほんとうの「草の根」で(良心から活動するしろうとさんだということ)、簡単にのっとられてしまったというのです。そこでAlex Jonesは立ち上がりました。「アメリカの本当の敵はFEDだ」「こんどの金曜日はダラスのFEDを占拠する」「自分は逮捕されるかもしれないが、かまわない。本当の革命のはじまりだ!」とアジまくったのです。

「陰謀論」をかじった人なら「FED」が何を意味するかご存知でしょう。(直訳すれば、FED=Federal Reserve アメリカ連邦準備制度理事会。アメリカの日銀みたいなもの、といわれているもの。日本ではFRBとよばれることのほうが多い。)

さてどうなることでしょう? Alex Jonesの呼びかけに一体どれだけの人が集まるのか、Alex Jonesの思惑どおり大手メディアが取り上げるのか、それはアメリカを変える(取り戻す)力の発火点になるのでしょうか? 今晩はちょっと目が離せません。

● Alex Jones' InfoWars.com


このページのタイトル下の「Listen Now」をクリックすると上のページが現れてライブのラジオ放送を聞けます。生放送が終わった後は次の放送まで再放送を繰り返します。ただしオン・デマンドではないので、常に番組の最初から聞けるわけではありません。

YouTue ではAstonisher1さんが毎日動画をアップしています。1日遅れですが番組の映像が見られるし、コマーシャルを省いた上で連続再生の設定がしてあるから便利です。(下のアドレスはいずれも10月5日放送のもの。)

● Alex Jones' InfoWars
● Alex Jones Nightly News

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