お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2009年8月28日

選挙と国民審査です

今度の選挙は国会議員を選ぶと同時に、よろしくない最高裁判所の判事にバツをつけなきゃいけません。しかしこのバツを考えたことがありますか? テレビのニュースが選挙の報道のついでに、この審査に触れたのを見たことがありません。何故でしょうね。これでいいわけないでしょう? ビデオニュース・コムで具体的に審査基準を語っています。登録しなくても無料放送です。投票前にぜひ見て、参考にしてください。
(第436回/8月15日/最高裁国民審査を審査する)
(第437回/8月28日の回も冒頭で国民審査に触れています。選挙直前特別号。無料だから、あわせてどうぞ!)

テレビは連日タレントの覚醒剤がらみの話ばかり。覚醒剤や麻薬の氾濫は国家の屋台骨をゆるがす大問題ですが、実際にはタレント個人の犯罪として騒ぎ立てているのですから、総選挙に優先する話題ではないと思いますけど。安田講堂攻防戦以来なのか連合赤軍事件以来なのか、ともかくああした学生運動の終焉とともに、マスメディアはいかに政治を市民から切り離すかがお仕事だったかのようです。当時の親達が子供に政治に関わないのを望んだという事情もあったかもしれません。(長くなるので以下省略。)

さて、郊外の住宅地では選挙中とは思えぬ静かさです。先日石神井公園の駅前商店街へ買物に行くと、駅前で「これから森田健作知事が応援にいらっしゃってくださいます」というような感じで叫び続ける声がありました。へえ、「完全無所属」で勝ったはずの人が自民党候補の応援演説ですか。しかもこの候補者のウグイス嬢は森田健作様をよほどありがたいものとして奉った言い方をするから、押しつけがましく奇異に感じました。そりゃアナタにとっては賓客でしょうが我々にとっては何でもないぞ。もっとも買物をして出てくると演説は終わっていました。

公示後3回宣伝カーが通りました。「よろしくお願いします」と連呼します。お願いする前に「何の法案に賛成して、何の法案に反対したのか言ってみぃ」。夜はテレビで与党の党首が「子供に夢を、若者に希望を」と力みます。「子供に教育を、若者に仕事を」だろうが! どうせ嘘ばっかりなのだから、宣伝の時くらいちゃんとした事を言ってほしいと思いました。

私が投票するのは恵比寿で東京7区、年金問題で有名な長妻昭議員がいる所です。5分も歩くと全国版ニュースでも話題の東京1区。与謝野馨か海江田万里か。与謝野馨も病み上がりだし、ここは桃耳高校の先輩の海江田万里に復活してほしいものです。先輩といえば、やはり全国版ニュースの東京10区の小林興起であります。昔は「同窓生の皆様へ」みたいなハガキが届くたびに「自民党かあ」と思いましたが、前の選挙で見直しました。小選挙区制になってから石神井は選挙区でなくなりましたが、あっちの方で頑張ってほしいと思います。

自民党清和会の凋落は結構なこと。政権交代、いいんじゃない? 私が政権交代に望むのは、ひとえに情報公開です。密約から何から洗いざらい見せて欲しい。経済や少子化や医療や老人や教育や年金や、解決すべき問題は山ほどあり、何とかしてほしいけれど、言ってみればどの党でもやらねばいけないし、やらないとは言えないこと。しかし情報公開こそ政権交代の醍醐味ではないでしょうか。この国の本当の姿を明らかにしてしまったら、次に政権が変わっても明らかになったことを否定できませんから。この最悪の時代に新しい一歩を確実に踏み出せるはずでしょう? 民主党の公約にはその項目がなくてがっかりです。

それにしてもこんなに民主党が盛り上がっていいのか、いやな感じです。それにテレビで見る限り、候補者は若いお姉ちゃんお兄ちゃんならいいんだといわんばかり、あまりにもいい加減に見えて、こんな人ばかり国会議員になると思うととても不安です。(そもそもこの国には国会議員たる人材が議員数未満しかいないのでしょうか。)市民が選挙に興味を持つのは大事ですが、メディアの持って行き方がスポーツ観戦みたいだから、興味の方向や深さが問題です。こういうお粗末な国にあっては、選挙後に投票者責任が問われるべきかもしれません。すなわち、選んだ後に選んだ人達が議員に育ててやらなきゃいけないかもしれません。(ダラダラ買いているうちに、朝生が始まったから終わり。近年ちっとも面白くありませんが。え、今日のテーマは「地球温暖化」?)

2009年8月19日

箱を作りました


高校時代の恩師が病気療養中です。そこで皆でお手紙を書こう!ということになり、集まったお手紙を先生に届ける箱を私が作ることになりました。

そういう工作にドールハウスの壁紙は最適です。もともと全面を糊で貼るのが目的ですから、紙の質や厚さが糊に強く、色も柄も実にたくさんあり、しかも小さい家に合うように柄や模様が小さいのです。手持ちの紙の中ですぐにひらめいたのが「China Grove」という名前の紙。白地に黒の風景で、東洋趣味の陶磁器によくある「Willow(柳)」の柄です。先生は中国に造詣の深い方ですから、ぴったりですよ。しかし、蓋も身も中も外も全部これで作るか、それとも他の柄と組み合わせるか、無地の色と組み合わせるか、というところで徒らに何日も悩みました。あれこれ紙を重ねて試したところ、手持ちの紙だけではどうも今ひとつ。というわけで、久しぶりに銀座の伊東屋の裏にある「伊東屋2」に無地の紙を探しに行きました。

伊東屋2はカトルナージュというのか、紙の工作の材料を売っている所ですが、思ったほど種類がなくて、とくに無地の紙は少しでした。でも好みの紙を数枚買いました。そして、再び悩んだのち、今度の箱作りには上等ななめし革のような風合いの茶色い紙を使うことにしました。形は片手で開けられるように一面をくっつけました。箱を作るのは十数年ぶりで、その間にだいぶ手が不器用になり、思うように出来なかったのですが、少なくとも色と形はよく出来たと思います。よかった。



また、ついでと言ってはナンですが、先日の「第二回ちっちゃいものクラブ」にHの名代として参加してくれた「マミちゃん」の箱も作りました。1950年代のお人形ですから、レトロな雰囲気で作ろうと思いました。身はボール紙の色のまま、蓋には駅前の文房具屋さんで買った包装紙を使いました。そういうほうが雰囲気が出ます。薄い紙で、ちょっとしわが寄りましたが、まいっか。

2009年8月18日

スポンジブラシ



これを最初に見たのはeBayのドールハウス関連のお店でしたが、説明がなかったため、広い範囲に絵具を塗る刷毛の一種かと思いました。ところが先日銀座の伊東屋2に同様の物があり、糊を塗る道具だというのです! 目から鱗でした。

私は自分の指で糊を平らにのばすことには自信がありました。しかし道具というのは大事ですね。いつものように木工用ボンドを紙切れにしぼり出して、(一度塗らして水を切った)スポンジブラシに均等に付けると、紙の上にみごとに塗ることができました。また、先が三角に削ってあるため、大きな紙を少しずつ糊をつけて貼っていくときや、貼ったのにはがれてしまった部分を貼り直すときなど、隅っこまでよく塗れます。そうすると、やはり、とてもきれいに紙を張り合わせることができました。

使った後は糊が乾かないうちに水で洗います。何度でも使えますが、先の細い所は徐々にボロくなりそう。でも値段が手頃だから許します。柄が木だし。


(真横から見たところ。この先細りがミソです。)

大中小の3種類があり、写真の大きいほうが「大」。幅75ミリ、262円。銀座、伊東屋2。

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