お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2008年7月28日

パソコン回りのスピーカー(2)

「パソコン回りのスピーカー(1)」に書いたとおりで、スピーカー選びを続けています。この種の品物は値段はピンキリ、デザイン千差万別、機能チンプンカンプン、おまけに安くても名機があったり高くても評判がボロクソのものがあったり、日頃情報に接していない素人にはわけがわかりません。まずは目的を明らかにしてみます。

ふだんは内臓スピーカーとイヤホンで充分ですが、音楽制作ソフトで作った曲をモニターするために、必要なときだけ簡単に繋げてそこそこの音が出るもの、左右の音がわかるもの。そのあたりが条件です。

USBケーブルで繋ぐスピーカーが、コードも邪魔にならず便利だと思いましたが、今はAC電源、ヘッドホン・ジャックで繋ぐのが主流だそうです。理由はいろいろあるようで、判ったような判らないような。聞きかじりを寄せ集め、好みを反映しつつ、候補にあがったのはこんな感じです。


● ヤマハ NX-10

探し始めて最初に目を奪われたのはヤマハの〈NX-10〉でした。高さ10センチ程の横長で、最高にカッコイイと。スピーカーを4つ使って音が良いそうだし、電源はUSB、ACアダプタ、乾電池の3つ巴。ステレオが一つに収まっているから接続のコードが邪魔にならず、使いたいときだけ繋いで使うのにいいと思いました。ヤマハの宣伝もリキが入っています。しかしヤマハが量販店に置いてあるのは稀で、現物をまだ見ていません。低音も出るといいますが、この大きさで実際どんな感じでしょう? 定価が2万5千円ですからね。高すぎますけどね。


● Dwarf

しかしこんな変なものを見つけてしまいました。興味津々です。潜水艦のソナーの技術を応用したとかで、直系5センチのカメラの交換レンズみたいな物。これ一つでステレオ・サウンドが360度に広がると。本棚やテーブルに載せれば共鳴して、本棚もテーブルもスピーカーになってしまうと。いいお酒の瓶を載せると音が良くなる、お酒のグラスを載せていい音楽をかけるとお酒が美味くなると。等々。1万9800円のところ期限付きセール価格9800円。いや〜、このいかがわしさに心が揺れます。


● ソニー SRS-U10

お店で見て、すっりした姿が気に入ったのはこれ。家の中で作業場が定まらず、やりかけのいろんなものが散らかった中で、使いたいときだけ持って来て使う、という使い方になるのですから、左右に分かれていない方が便利だと思うのです。ツマミは電源と音量だけ、入力はミニプラグのジャックが1つとは一見トホホですが、実際の用途では問題ないかもしれません。電源はACだけです。音を聴かせてもらいましたが、お店が騒々しくて他機との違いの判別は困難でした。でもポドキャストを聞いたり、軽く音楽を聞き流すには充分かもしれません。税抜きのメーカー価格は8300円。1万円のスピーカーの音がずっといいなら、そちらが欲しくなるはずの微妙な値段です。プレゼンはもとより屋外で使うこともないでしょうから、ヤマハNX-10 との比較ならこちらのほうが賢明かもしれません。


● Bose Companion 2 II

見た目のカッコよさ、ある程度の重さ、邪魔にならない大きさ、一般の評判のよさ、騒々しい店内でもわかる音の良さ、こうした点でいいと思ったのはボーズのCompanion 2。パソコンの両脇に置くこと=近い位置で聞くことに特化した製品であること、したがって小さな音でも音質が落ちないという特徴があるそうです。アップルのサイトでもユーザーの評判は上々で、6畳8畳くらいなら、部屋全体で聞いても悪くないようです。またお店でヘッドホンも試しましたが、これを通すと音がよくなる気がしました。割引率は大きくなくて、量販店でも1万4千円台です。ボーズは音に癖があるとか、音楽の種類を選ぶとか、人によって好き嫌いが分かれるとか、いろいろ聞きますが、今のところ候補の一つです。


● Harman/Kardon Soundsticks II

お店で聞いて明らかに音がよかったのはハーマンののSoundStick II。いわゆる2.1ch(にーてんいち・ちゃんねる)で、低音用のスピーカーを一つ加えた3点セットです。美しい居間に3つを並べてもいいけれど、この棒みたいのをパソコンの机の両脇に立てて、机の下に大クラゲ(ドームともいう)を置けば、邪魔にならずに重低音を楽しめる、というわけです。しかし空間占拠の絶対量というものが問題です。足下まで整然とした作業机を持っている人でないと‥‥‥‥ またアップルのユーザー評では、音はいいけどクラゲのてっぺんが穴だから埃がたまるのが心配だ、という話もあり‥‥‥‥ 値段も量販店で2万円超と少々高めです。(まあ、私には現実的じゃありませんが。)


● オンキョー GX-D90(Y)

さらにあれこれ見ているうちオンキョーのスピーカーが気になり始めました。木目と黒があり、私なら木目です。販売価格帯は1万3千円台〜1万6千円台で、ちょうどボーズのCompanionと比較できそうです。細かいところを調べているところですが、こんなに小さいのに入出力のジャックが金メッキとは泣かせます。とはいえ大きさは上のボーズの倍もあり、重さもツマミの付いている右側は3キロ以上です。そうなると、まずスピーカーの置き場所を定め、使いたいときにMacをそこへ持って行き、Macにプラグを差して使う、ということになりそうです。


ところで、スピーカーにはいわゆる「スピーカー」と「モニター」というのがあって、素人にはよくわかりません。モニターでは edirol や M-Audio 以外は聞いたこともない外国物が多く、メーカー名ががらりと変わります。

モニターは音楽を作る人が作っている音を確かめるための道具で、出来上がった音楽を楽しむのに使う普通のスピーカーとは少々造りが違うそうです。音質が大事になりますから、大きさや重さや値段がある程度以上になります。いわゆるパソコン回りのスピーカーのような多様な色もデザインもなく、昔ながらの四角い形で、左右2本をセットで使うのが普通です。だからといって、CDやダウンロードした曲を聞くのにモニターでは不都合があるのかどうか、そのへんはわかりません。

私のレベルでは音が出ればいいのかもしれませんが、いちおう素人なりにDTM(デスクトップ・ミュージック)で使いたいのですからモニターのほうがいいのかもしれません。というわけで、次回はモニターのことを調べてみようと思います。


(ブログ内の関連記事)
パソコン回りのスピーカー(1)必要になった理由

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