お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2008年4月21日

恒例・タケノコ掘り(1)


日曜日の昨日(4月20日)、石の彫刻家・宮沢泉氏の町田のアトリエ〈アトリエIZUMI〉で恒例の「タケノコ朗読会」(タケノコ掘りと朗読の会)がありました。アトリエの敷地に竹やぶがあり、毎年アトリエとおつきあいのある人々が何十人も集まります。私は氏と高校の同期というご縁です。今年は靴職人のI、初参加の団体職員のHくん、そして私と同期4人の豪華顔合わせが楽しみでした。しかもそれぞれお友達、ごきょうだい同伴で、私も去年に続き理科系のYさんをお誘いしました。しかし日が迫るにつれて、一昨年も去年も自力でタケノコを見つけられなかった私の心はいじけてしまい、今年はもう掘るのを諦め、当日はタケノコならぬ「昼からノコノコ」出かけました。(そういうわけで皆が竹やぶで掘っている午前中の写真は撮れませんでした。)

アトリエに到着するなり、思いがけず鉄のアーティストの大河原良子さんに再会して嬉しくなりました。その頃にはお昼ご飯が始まっており、Iが姉上と作った豚汁がふるまわれ、またアトリエの庭にあるピザ釜で焼いたピザにありつくことができました。午後は朗読の時間です。朗読家の成田洋子さん、玩具職人のばぶさん、そしてもうお一方による「注文の多い料理店」などの朗読がありました。そのあと、今回は(私は見落としていましたが)「音の出るものを持ってくること」という趣向だったそうで音楽が続きました。アトリエとおつきあいのあるグループの合奏、宮沢くんと彫刻仲間による南米の楽器の合奏、また昆虫博士ことY氏のギターとHくんのフルートの即興演奏などなど、かわるがわる暗くなるまで続き、とても楽しく過ごしました。それにしてもなんと贅沢な背景でしょう。壁画のようなタブローは力強く(こんど作家名を聞いておきます)、三方を望む大きなガラス越しに見る竹林の美しさといったら。



合間を見てアトリエの里山を歩きました。あいにくの曇天でしたが俗世間を離れた緑の中、気持ちがはればれとしてくるのを感じます。とちゅうで大河原さんとお友達の一家がタケノコではなくカブトムシの幼虫を掘っていました。8匹くらい見つけたようで、これを育てるのが楽しみだそうです。ここはいろいろな野草や昆虫の宝庫で、好きな人にはたまらないようです。

ところで写真はHくんが掘った特大タケノコです。新聞紙と比べれば大きさがわかるというもの。これは土の中に障害物がなかったためにのびのび育ったタケノコで、育ち過ぎと違っておいしいだろう、とはタケノコ博士の見立てです。これは理系研究者のYさんが獲得しました。私はたくさん掘った人から小振りのを3本貰って帰りました。


● ATELIER IZUMI CLUBのブログ

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