お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2008年4月19日

海外通販・返品の巻

現在はどうなっているのか、海外通販で課税された商品の返品について調べました。交換なら返送して新しい品物を待ちますが、返品して返金してもらい、さらにお国に払った関税を戻してもらうには所定の手続きが必要です。

◎ 梱包
届いたすべての商品を返品するときには梱包を届いたときの状態に戻せばいいでしょうが、一部を返品するときには商品が傷まないように自分で梱包しなければなりません。とくに送料を自分で負担するなら必要充分に丈夫で且つ軽くしないと郵送料がかさみます。また税関で開封することがありますから、開けやすく閉めやすい工夫も必要です。普通に届いた商品なら返品で大きさの制限にひっかかることはないと思いますが、確認するには郵便番号帳や郵便局のサイトに載っています。平たいものなら郵便局で無料の専用封筒があるようです。予め郵便料金を知るには郵便局に便利なページがあります。梱包した状態の重さを量って調べます。

「包装時のご注意」
「EMS無料梱包材」
「料金・日数を調べる」

送る手段がいろいろあって迷います。安いに越したことはありませんが、返品の締切日が迫っているなら高くても早い方法を選ぶことになるかもしれません。SALなど安い小包は国内の普通郵便のように送りっぱなしです。たいていは大丈夫とはいえEMSなど保険付きのほうが確実、とはいえます。「荷物が届かない」と言われては元も子もありませんから。一番早く送るには郵便ではなく国際宅配便やエアクーリエがありますが、普通は使いませんヨ。

◎ 税関での手続き
簡単にいえば、
(1)税関(出張所)に行き手続きする。(書類の提出、返品の品物の確認など)
(2)郵便局に行き、受領書を貰ってから荷物を発送する
(3)受領書を持って税関に戻り、手続きを完了する。
(4)後日指定した口座に払い戻し分が振り込まれる

還付してもらえるのは商品を受け取った日から6ヶ月間です。一番の難題は税関に足を運ばなければならないことです。また、手間を一度で済ませるには税関の近くに郵便局がある所が便利で、そうなると都内では東京テレポート下車ゆりかもめ・東京テレコムセンター駅(お台場方面)の「税関本関」または地下鉄東西線・南砂駅下車の「外郵出張所」の二つのようです。

用意する書類は、
(1)違約品等の輸出に関る関税払戻し(減額・控除)申請書 2通‥‥‥‥税関に行ってから指定の書式に記入するもの(印鑑が必要)
(2)個人的な使用に供する物品で通信販売されたものであることを立証する資料(カタログ及び納品書の写し) 各1通‥‥‥‥カタログと商品の商品番号を照合できるもの
(3)国際郵便物課税通知書又は輸入許可書 1通‥‥‥‥小包に添付された課税通知書のこと
(x)他に印鑑、振込を指定する銀行口座番号の控え

この手間と時間と交通費を考えると、いったいいくらの還付で割が合うのかと思います。簡易税率で10万円分の商品をそのまま返品するときには1万円くらいでしょうから、お台場で遊びがてら出かけるのもいいかもしれません。しかし税関は土日がお休み。お勤めを休んで行く価値があるかといえば‥‥‥‥微妙です。海外通販は慎重に、ということでしょうか。

税関の案内
「返品の際の手続(関税等の払い戻し)」
「東京税関所在地案内」問合せのための電話番号も載っています。(他の地域の税関もこのページから開けます。)


● ブログ内の関連投稿
4月9日付「海外通販と関税」
4月26日付「海外通販・関税の還付の巻」
またはこのページの上のバーの「ブログ検索」(白い所)で「海外通販」を検索してください。

0 件のコメント:

コメントを投稿

ブログ主のお店 KNIT-RIT FABRIC の宣伝 アメリカ版

See other gifts available on Zazzle.