お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2008年4月30日

三鷹駅の紀伊国屋ベーカリー



29日の火曜日、用事を終えて三鷹駅から帰りました。三鷹駅で連想するものは、駅ビル「ロンロン」の中の改札口横にある紀伊国屋ベーカリーです。三鷹に行くのは稀で、前回行ったときには時間がなかったので、今度は買って帰ろうと思いました。

青山のスーパー紀伊国屋のパンの工場が三鷹にあるからだと思っていましたが、ここで焼いているようです。紀伊国屋のパンがひと通りあるのじゃないかと思うくらい多くの種類が並んでいます。私が行ったとき、目当てのミートパイに「焼きたて」の札がついていて、お盆に取るとあつあつでした。ここで食べたい!と思いましたが、ここは売るだけです。(人の出入りの多い駅ですからしかたないかもしれません。青山通りの売店では小さなカウンターがあり、コーヒーなども出していて、その場で食べられます。)ミートパイ、アップルパイ、フォカッチャ、ロールパン、イギリスパンなど。家で温め直して食べましたが、いや〜、久々においしかった。たくさん買って翌日も楽しみました。(4月29日)


(追記:2011年7月9日)
3年ぶりに三鷹に行きました。紀伊国屋ベーカリーが大きな立派な店舗に生まれ変わっていました。
● 三鷹駅の紀伊国屋ベーカリー2

2008年4月29日

江戸の絵師と環境問題の本

日曜日の晩にアマゾンに発注した本が早くも二日後に届きました。このたびは2冊です。


「河鍋暁斎」
ジョサイア・コンドル著/山口静一訳/岩波文庫

京都国立博物館で現在開催中の「河鍋暁斎展」、行けるものなら見に行きますが、行けないので忘れていました。27日の夜、テレビの「新日曜美術館」が暁斎の特集で、再び興味がむくむく甦ったのです。本は本屋さんで買おうと思っているものの、夜でしたから、とりあえずamazonで検索するうち夜中に発注してしまいました。

明治の文明開化の時代、日本美術の「絵」なるものの正統は岡倉天心とフェノロサの好みで決まったようなもので、彼らの対極にあったのが暁斎とコンドルだと思います。暁斎に代表される日本人の(というより江戸の)生命力あふれる「絵」の系統は、まるで俗悪なものとして脇へ追いやられ、やがて絶えてしまったというのが私の見方です。普通の日本人に受け継がれるべきは河鍋暁斎であったでしょうに。

暁斎の本で持っているのは岩波文庫の一冊と、太田記念美術館で買ったバックナンバーの展覧会図録だけです。一般書籍としてはあまり出ていないと思います。しかし番組でも紹介されていましたが、都内に「河鍋暁斎美術館」があったのですね! できて20年ほどで、ご子孫が運営しているようです。そこから展覧会カタログや研究所がずいぶん出ているようです。でも専門書を読んでもわかりませんし、まずは美術館に足を運んで生の絵を鑑賞したいものです。


「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」
武田邦彦著/洋泉社

「博士も知らないニッポンのウラ」というインターネット上の番組があって、水道橋博士と宮崎哲也が毎回ゲストをよんで興味深い問題を語り合うのですが、マックユーザーは見ることができないという差別待遇を受けています。YouTubeにはたくさんアップされていますが、ほんのさわりだけです。というわけで、そこでリサイクルは環境によくないと語った武田邦彦氏の本があったので、読んでみることにしました。環境問題は今や社会で絶対の力を持ち、水戸黄門の印籠のようです。しかし絶対的なものほど疑いたくなる性分です。環境問題に異を唱える本はとかく「トンデモ本」呼ばわりされますが、まずは読んでみます。

2008年4月28日

へんなオモチャ(ぐにゃ〜)


「大江戸温泉物語」という温泉施設で、土産物の商店街に駄菓子屋があり、そこで変なオモチャを買いました。「ふしぎな物体」と書いてあります。お店の人にどうふしぎなのかを尋ねると、ぐにゃぐにゃして気持ちが悪いんですといいます。前に夜店などで赤いタコのぐにゃぐにゃを硝子に投げつけるとペタッと貼り付くオモチャを見ました。あれみたいな物のようです。小さい袋入りでいろいろな形がありましたが、この青い犬のようなものがいいと思い買いました。他にも「ぐにゃぐにゃシーファン」「ゼリーショック」と書いてあり、どれが商品名だかわかりません。120円。(4月25日)

2008年4月27日

大江戸温泉物語


とてもよいお天気で、ゆりかもめのテレコムセンター駅を下り、地図を手に東京税関のある東京湾岸合同庁舎に向かいました。地上に出てそれらしき建物の方へ進むうち、歩道に柳の並木? なまこ壁? そして見えてきたのは唐破風造り? 看板には「大江戸温泉物語」‥‥‥‥ええー、こんな所にあったの?! 少し離れているとはいえ、昨日載せた合同庁舎の隣にこの建物ですよ。空き地を挟んだもう一方は気宇壮大妄想ロビーのテレコムセンターですよ。向こうは海。人の気配はほとんど無し。変な所です、湾岸地域は‥‥‥‥

帰りはお台場あたりで東京見物をするつもりでしたが、この温泉に寄ることにしました。本当をいえば私は鄙びた所が好きで、こういうメディア露出ジャンジャン系はナニですが、天然温泉ですから。


一歩中に入るといきなりまっかっかの大空間で仰天しました。とまれ靴を脱いで下駄箱に入れ、カウンタでお金を払います。2800円です。高い。そこでロッカーの鍵を受け取ります。以後施設内の飲食やお買物にはこの鍵の番号を使い、帰るときに清算する仕組みです。次に「越後屋さん」へ行きます。そこは浴衣(のようなもの、厚地の化繊)を借りる所で、好きな柄と帯を選べます。施設内ではこの浴衣姿しか許されないのでした。そこから男女に分かれ脱衣室に行きます。

こんな失敗をするのは私くらいでしょうが、念のためお話しいたしましょう。入るとき簡単に施設の説明がありましたが私には不十分でした。私は売店に寄るつもりはなく、すぐにお風呂に入りたいのですから、スッポンポンに浴衣を着ました。しかし脱衣場を出ると「仲見世」という広い場所に出たのです。これが「江戸」の町を模した商店街で‥‥‥‥たくさんのお店と食べ物屋が並び、浴衣姿の男女が往来しているのでした。人知れず浴衣の内側がスカスカしました。こりゃもうさっさとここを抜けてお湯屋へ行きましょう。温泉は商店街の一つという趣向で「仲見世」の中に入口がありました。そこへ入ってやっと気づいたのです。どのみちお湯に入るには浴衣を脱ぎますから、そこにも脱衣場とロッカーがあるに決まっているじゃありませんか。ですからそこで裸になればよくて、それまでは浴衣の下に下着を着ているべきだし、眼鏡も腕時計もしているべきでした。バカですね〜。ですからお湯から上がると最初の脱衣場に戻ってつけるものをつけてから、改めて「仲見世」を見物しました。

肝心のお風呂です。体育館のように天井の高い広い浴場でした。そこにお客は数人。照明はひかえ目で床が黒い石のため薄暗い感じです。お湯は中央に天然温泉があり、まわりに白濁のお湯、ふつうのお湯などいくつかあり、反対側には蒸し風呂とマッサージ室がありました。「江戸」がテーマのせいか、派手なジャグジーや電気風呂などはなく、窓の外は和風の庭で、そこに露天風呂と樽風呂がありました。どれに入ってもどうも落ち着かない所でした。温泉地の大浴場が自慢のホテルには馴染みがせいでしょうか。こんなに高い天井で柱が一本もなくて大丈夫なのかしらむ、この建物‥‥‥‥と思ったり。お湯は天然温泉がよくて、入り心地は小さい露天風呂がまあまあでした。金曜日の夜のこと、私が入っている間にお客はだんだん増えていきました。意外だったのは外国人が多いことです。アジア系の言葉があちこちで聞こえましたし、白人のグループも何組がいました。

ここは一種のテーマパークなのでしょう。ホテルチェーンの経営だそうです。施設内では浴衣だけというのは面白いアイデアだと思います。それぞれが「仲見世」という舞台の登場人物になるわけですね。すべての場所を裸足で歩くのもいいと思いました。しかしお金のかかる施設です。当然ながらマッサージ、あかすり、美顔‥‥‥‥すべて別料金。「仲見世」の食べ物やお土産も観光地値段です。お土産は「和」に徹していて、和柄の半纏、手提げなどいいものがありますが高いんです。手ぬぐいなど2100円ですからね。でもやっぱり少し食べ少し買い、何やかや使ってしまいました。無料の休憩には食べ物屋の奥に畳の広間があり、2階にはテレビ付きで居眠りもできそうな椅子の部屋がありました。

思いのほか長居してそろそろ帰ろうと思った頃に「足風呂」の看板に気がつきました。行ってみると屋外で、寒ければ綿入れの半纏を借りられます。暗い中にお湯の川が流れ、両脇に腰掛けがあって、けっこう沢山の人が座っていました。悪ふざけして騒ぐグループあり、まったり寄り添うカップルあり。足下しか照明のない屋外で、やっとのんびりした場所でした。それにしても変な一日でした。帰宅するとまたびっくりでしたが、その話はやめます。(4月25日)

2008年4月26日

海外通販・関税の還付の巻


今回は人様の参考にもなるのではないかと「取材」を敢行しました。海外通販で関税を払った後に返品するとき、返品分の関税をもどしてもらうことができ、そのやり方は前に書きました。(4月19日付「海外通販・返品の巻」)たいていの場合は手続きの手間暇を考えると割にあわないのじゃないかと思います。そして私の場合明らかに割に合いませんが、「取材」として実際にやってみたのです。

税関の手続きをするにはいくつか場所がありますが、税関→郵便局→税関という順番のため、郵便局が近い所が便利だと教わりました。電話で問い合わせたのは東京外郵出張所で、初めに言っておくと、そこで手続きするのが本当は一番良。しかしまだよく呑み込めず、どうせ行くなら東京見物を兼ねてお台場近くの本関に行くことにしました。(「本関」とは税関の本店みたいな所です。)新橋・豊洲間を走るモノレール「ゆりかもめ」のテレコムセンター駅から近い湾岸合同庁舎内にあります。



ビルに入ると入館チェックがあります。名前、電話番号、行き先、時間を記入し、入館証をもらいます。手続きは2階の「もどし税」のカウンタでおこないました。担当者に「それでは打ち合わせ室へどうぞ」と案内され、実際の手続きが始まりました。「個人でこういう手続きをする人は少ないんですか?」ときくと「そんなことはありませんよ」とのことでした。

そこからは一対一です。持参した書類一式を出し、小包を開けて現物チェックです。インターネット上のカタログからベルトと帽子の写真、品番、値段のあるページをプリントしたものを持っていきました。そこの品番と現物のタグの品番を確認します。そこで書く書類は2通。(1)「海外郵便物検査願」と(2)「INVOICE」です。書き方は職員が教えてくれます。その後職員が持参した書類と今書いた書類のコピーを取った後、お店の返品伝票、2通の書類の写しを小包に同封し、職員の前で封します。家にあった幅広テープを持参しましたが、もっといいテープを出してくれましたから、そちらを使いました。ガムテープを貼った三方に黄色い税関のテープを貼り、スタンプを押します。持参した書類は全部返してくれます。これで第一部の終了。



その時点で小包はこんな感じです。アマゾンで買ったときのを利用したボール箱がぐっと物々しい感じになりました。第二部は郵便局ですが、同じビル内ではなく、駅の隣のテレコムセンターだそうです。いったん外に出て、来た道を戻りました。そしてテレコムセンターに入ると‥‥‥‥ナンジャ〜、このロビーはぁ‥‥‥‥ (クリックして見てくださいよ。)


郵便局は1階、ということでキョロキョロしていると、ちょうど事務員さんが台車を押して左方向へ進んでいくのでついていったら目的地に着きました。EMSが早さと値段の妥協点だと思いますが、SALなど普通の航空便に保険をかけたらもっと安く送れないかと尋ねました。しかし個別の保険はいわゆる「本局」でないとできないそうで、やむなくEMSにしました。伝票の「内容品の詳細な記載」という欄にカタログ上の品番と金額を記入しました。送料は1680円。高いっす。小包の伝票から控えと受取書とレシートを受け取って第二部が終わります。

合同庁舎の2階のカウンタに戻り、第三部です。再び打ち合わせ室で、郵便局で受け取った控えとれシートを提示し、いよいよ関税の還付のための書類を書きます。(書類の名前を忘れてしまいましたが。)住所氏名、購入した品物と価格、返品の理由などの他、ここでは還付金を振り込んでもらう銀行などの口座番号を書き、印鑑を押します。同じ書類を手書きで2通書きます。お金の振込には1ヶ月くらいかかるそうです。これで第三部の終了。なんやかや(休憩を除き)1時間半ほどかかりました。交通費1420円、還付金2000円弱‥‥‥‥得なのか損なのか‥‥‥‥?

さて、税関には都内に出張所がいくつもあります。インターネットで地図も連絡先もわかります。その中には「管轄」として区が限られている所があります。しかしこうした個人の手続きではどの出張所でもいいそうです。また、(東西線南砂町下車の)東京外郵出張所は郵便局の中に税関があるような所で、土曜日も午前中は開いており、一番便利だそうです。やることは同じですから外郵出張所のほうが事が簡単に運びそうだと思います。(昔大手町にあった「国際郵便局」みたいな所なのでしょう。)(4月25日)

● ブログ内の関連投稿
4月9日付「海外通販と関税」
4月19日付「海外通販・返品の巻」


(おまけ)
今度のお買物では税関に何度か電話をしました。毎回親切な対応で、こういうお役所もあるのか、あるいはお金を徴収する立場だからかなと思ったものですが、実際にそこへ赴けばなかなかのものでした。

合同庁舎に入って入館証をもらうと、すぐ右手に「税関」という名札のついた部屋があったのでガラスのドアを開けて中に入り、最初に見かけた職員にききました。こういう用件だが何処へいけばいいかを尋ねると、どうしてここへ来た、電話で話した相手は誰か等々、どうしてそんなことをきくのだろうと思う事柄をきかれ、詳しく事情を説明すると、3階の「相談室」へ行けと言います。それでエレベータに乗りました。そこに乗ってきた職員が何故か突然2階の展示室を見るといいと言い、案内してくれました。

そこはたしかに面白い所で、ワシントン条約違反で没収された現物の剥製や加工品、麻薬のいろいろ(現物ではない)や、偽物ブランド品などがたくさん展示されているのです。私はここぞとばかり、麻薬を詰めたビニール袋を呑み込んで密輸する運び屋のことその他いろいろ質問していろいろ話してもらい思いがけず得をしました。また関税や税関の仕事を紹介するパンフ類がたくさん置いてありました。これも特殊法人が高い料金で作らせたのだろうなあと思いつつ、向学のためにいろいろ貰いました。(展示は5時まで。)それから3階の「相談室」に行き、入って最初のカウンタで尋ねると、それなら2階だということになり、連れて行ってくれました。2階の「もどし税」のカウンタで担当者を呼んでくれましたので、3度目の説明をしました。それでは打ち合わせ室へどうぞと別室へ案内され、ようやく実際の手続きが始まったのです。そして、手続きの内容にはそれぞれ理由があり理解するもののこれだけのことをするのか!と思ったのは上に書いたとおりです。

実は郵便局へ行く前に、一階のカフェで休憩しました。ホテルのティールームのようにピカピカで、大きなガラス越しの眺めもけっこうなもので、コーヒーは270円! セルフサービスではありませんよ。封印した小包の写真はここで撮りました。郵便局での作業はつつがなく終わり、税関の2階に戻ると「郵便局は混んでましたか?」ときかれました。お茶なんか飲んでちゃいけなかったのでしょうかネ。

ところでこの湾岸合同庁舎の隣は、なんと「大江戸温泉物語」という温泉だったのです。当然ひと風呂浴びて帰りました。

2008年4月24日

サラたまちゃん


熊本の「サラたまちゃん」というタマネギです。今日、丸正の店頭で試食をすすめられ、食べるとおいしかったのでした! 試食というのにコンソメスープで煮たタマネギまる1個という気前のよさ。それがトロトロで甘いのです。続いて出てきたのは薄切りをドレッシング(「サラたまドレッシング」)で和えたもの。水でさらさずに、生でちょうどいい辛味でした。袋入りで、丸ごと煮るのにちょうどいい小さい玉ばかりの、中くらいの、大小まざったのと各種あり、2袋買いました。

夕方、さっそくひと袋全部(9こ)を丸ごとお鍋に入れて顆粒の鶏ガラスープで煮ました。とちゅうで風味づけにアジョワン少しとクローブ2つを入れました。30分くらい煮ると、さきほど試食したように、形をとどめたままトロトロの状態になりました。そして、おいし〜い! おつゆもおいし〜い! 袋の中にはレシピが入っていて、「サラたまちゃんチーズオーブン焼き」が美味しそうです。

タケノコの松竹梅定食

恒例・タケノコ掘り(3)



日曜日にもらって帰ったタケノコは、とりあえず下茹でしてからどう食べるかを考えました。友達のHがタケノコの簡単レシピを教えてくれたので、試すことにしました。ご飯もいいけれど、そろそろ食べなきゃいけない「梅うどん」があり、タケノコ、梅、とくれば‥‥‥‥ここはぜひ「松竹梅定食」にしたいと思いました。松で思いつくのは松の実くらい。さっそく松の実を使ったお料理を探しました。しかしパスタ、サラダ、お粥がほとんどで、どれもおいしそうですが「松竹梅定食」には合いません。ようやく蒸しナスに甘味噌をかけたものに松の実を加えたものをみつけました。これならおかずになるし、松の実を買ってくるだけです。

というわけで、タケノコはサラダ油で炒めてお醤油とオカカをまぶしたもの。貰ってきた山椒の葉をのせました。本当に簡単で、歯ごたえが残っていて美味しいのでした。梅うどんは鰹節をきかせたおつゆに(油揚げがあったらよかったのに)シイタケ、ワカメ、飾りのタケノコをのせました。蒸しナスは蒸しナスといっても生のおナスをレンジでチンするとのこと。(私はめったにやったことがありません。やはりちゃんと焼いたり蒸したりしたほうがおいしいと思いました。)レシピでは甘味噌にツナ缶を使っていましたが、私はありあわせの挽肉でいつもの肉味噌にして、(写真用に)松の実が見えるように上にのせました。

しかしこの「定食」、それぞれ美味しいのにおかずのつまみ食いみたいで、あまり食事という感じがしませんでした。やはり白いご飯が必要かも。また私にとっては、おうどんはドンブリ一杯で済ませるものなのかもしれません。(4月23日)

この「梅うどん」はちゃんと梅の味がして気に入りました。おつゆはお醤油を少しか無しにして、塩味を梅干にしてもおいしいかもしれません。自分でおぼえておくために写真をのせておきます。

2008年4月22日

おどろき桃の木・・・

恒例・タケノコ掘り(2)


里山でカブトムシの幼虫を掘っていたOさんが山椒が生えていると教えてくれました。見るとかわいい苗のような山椒です。さっそく頂戴することにしました。こんなに小さいのに、やはり草ではなく「木」である証拠か、根は見た目より深く広く、しっかりしたものでした。プラスチックのコップに移して持ち帰りました。(根が乾かないように濡らした紙タオルをかぶせてあるところです。)



しかし、その後もう一つ山椒がありました。植木市にあるような大きさ(55センチくらい)で、ちょうど食べごろの素晴らしい葉をつけています。このくらいの大きさでは主のMくんにおことわりして、ウマウマこちらも頂戴することにしました。シャベルを借りて掘り始めましたが、山椒の根が大きいのと周囲の木の太い根が通っているのとでなかなか先に進みません。見かねたカブトムシ・チームの旦那様が手伝ってくれました。真っ黒に肥えた土をたっぷり付けて、タケノコ用に用意した大きなレジ袋に移しました。この土が重くて、帰り道は嬉しくも大変でした。

さてこれを庭に植えるか、しばらく鉢にして室内で楽しむか、迷ううちに21日も暮れてしまいました。

2008年4月21日

上野・聚楽



あ、しまった。夕方のニュースが上野の食堂の閉店を告げていました。そうだった、4月21日までだったと思い出しました。小さい頃に父親に連れてきてもらったことがあるかないか、記憶がありません。上野駅は公園口を使うことが多く、坂の下に行くのはたまでした。でも小さい頃から当たり前と思ってきたこの景色が失われるのはつらいことです。ビルの老朽化のため取り壊すそうです(新しいビルは2010年完成の予定)。写真を見れば大きな看板が剥げていていますが、取り壊しを決めた後には修理しなかったのでしょう。閉店を公表して以来、食堂は馴染みのお客、昔を懐かしむお客が列をなしているそうです。毎週のように、こんな話ばかりです。

写真は4月2日のものです。上野の桜を見た帰りに広小路でMちゃんと別れて上野駅に向かうとき、大好きなあの機械仕掛けのおまんじゅう屋さんを見に行くとシャッターが閉じていて、休業日かと思ったものの、歩道沿いにはシャッターを閉めたお店が多く、そういうのは初めてでしたからどうしたのかと思いました。そこから後もどりして交差点で信号を待っているとき、食堂の終業を告げる大きな横長の看板に気づいたのです。まさかと思い、青信号に変わってしまいましたが写真を撮りました。それから不忍(しのばず)口から駅に入り、こんどは構内の変貌ぶりを見て、このショックはブログに書かねばと思いながら‥‥‥‥日常の雑事や海外通販の一件などでアレヨアレヨと今日まで過ぎてしまいました。

閉店までに一度食べに行きたいと思ったのに、うっかりしました。営業は10時まで。今から行けば間に合います。でも私にとってはおまんじゅうの機械が既にうしなわれていたことで充分です‥‥‥‥おまんじゅうも好きだったのに‥‥‥‥

恒例・タケノコ掘り(1)


日曜日の昨日(4月20日)、石の彫刻家・宮沢泉氏の町田のアトリエ〈アトリエIZUMI〉で恒例の「タケノコ朗読会」(タケノコ掘りと朗読の会)がありました。アトリエの敷地に竹やぶがあり、毎年アトリエとおつきあいのある人々が何十人も集まります。私は氏と高校の同期というご縁です。今年は靴職人のI、初参加の団体職員のHくん、そして私と同期4人の豪華顔合わせが楽しみでした。しかもそれぞれお友達、ごきょうだい同伴で、私も去年に続き理科系のYさんをお誘いしました。しかし日が迫るにつれて、一昨年も去年も自力でタケノコを見つけられなかった私の心はいじけてしまい、今年はもう掘るのを諦め、当日はタケノコならぬ「昼からノコノコ」出かけました。(そういうわけで皆が竹やぶで掘っている午前中の写真は撮れませんでした。)

アトリエに到着するなり、思いがけず鉄のアーティストの大河原良子さんに再会して嬉しくなりました。その頃にはお昼ご飯が始まっており、Iが姉上と作った豚汁がふるまわれ、またアトリエの庭にあるピザ釜で焼いたピザにありつくことができました。午後は朗読の時間です。朗読家の成田洋子さん、玩具職人のばぶさん、そしてもうお一方による「注文の多い料理店」などの朗読がありました。そのあと、今回は(私は見落としていましたが)「音の出るものを持ってくること」という趣向だったそうで音楽が続きました。アトリエとおつきあいのあるグループの合奏、宮沢くんと彫刻仲間による南米の楽器の合奏、また昆虫博士ことY氏のギターとHくんのフルートの即興演奏などなど、かわるがわる暗くなるまで続き、とても楽しく過ごしました。それにしてもなんと贅沢な背景でしょう。壁画のようなタブローは力強く(こんど作家名を聞いておきます)、三方を望む大きなガラス越しに見る竹林の美しさといったら。



合間を見てアトリエの里山を歩きました。あいにくの曇天でしたが俗世間を離れた緑の中、気持ちがはればれとしてくるのを感じます。とちゅうで大河原さんとお友達の一家がタケノコではなくカブトムシの幼虫を掘っていました。8匹くらい見つけたようで、これを育てるのが楽しみだそうです。ここはいろいろな野草や昆虫の宝庫で、好きな人にはたまらないようです。

ところで写真はHくんが掘った特大タケノコです。新聞紙と比べれば大きさがわかるというもの。これは土の中に障害物がなかったためにのびのび育ったタケノコで、育ち過ぎと違っておいしいだろう、とはタケノコ博士の見立てです。これは理系研究者のYさんが獲得しました。私はたくさん掘った人から小振りのを3本貰って帰りました。


● ATELIER IZUMI CLUBのブログ

2008年4月19日

海外通販・返品の巻

現在はどうなっているのか、海外通販で課税された商品の返品について調べました。交換なら返送して新しい品物を待ちますが、返品して返金してもらい、さらにお国に払った関税を戻してもらうには所定の手続きが必要です。

◎ 梱包
届いたすべての商品を返品するときには梱包を届いたときの状態に戻せばいいでしょうが、一部を返品するときには商品が傷まないように自分で梱包しなければなりません。とくに送料を自分で負担するなら必要充分に丈夫で且つ軽くしないと郵送料がかさみます。また税関で開封することがありますから、開けやすく閉めやすい工夫も必要です。普通に届いた商品なら返品で大きさの制限にひっかかることはないと思いますが、確認するには郵便番号帳や郵便局のサイトに載っています。平たいものなら郵便局で無料の専用封筒があるようです。予め郵便料金を知るには郵便局に便利なページがあります。梱包した状態の重さを量って調べます。

「包装時のご注意」
「EMS無料梱包材」
「料金・日数を調べる」

送る手段がいろいろあって迷います。安いに越したことはありませんが、返品の締切日が迫っているなら高くても早い方法を選ぶことになるかもしれません。SALなど安い小包は国内の普通郵便のように送りっぱなしです。たいていは大丈夫とはいえEMSなど保険付きのほうが確実、とはいえます。「荷物が届かない」と言われては元も子もありませんから。一番早く送るには郵便ではなく国際宅配便やエアクーリエがありますが、普通は使いませんヨ。

◎ 税関での手続き
簡単にいえば、
(1)税関(出張所)に行き手続きする。(書類の提出、返品の品物の確認など)
(2)郵便局に行き、受領書を貰ってから荷物を発送する
(3)受領書を持って税関に戻り、手続きを完了する。
(4)後日指定した口座に払い戻し分が振り込まれる

還付してもらえるのは商品を受け取った日から6ヶ月間です。一番の難題は税関に足を運ばなければならないことです。また、手間を一度で済ませるには税関の近くに郵便局がある所が便利で、そうなると都内では東京テレポート下車ゆりかもめ・東京テレコムセンター駅(お台場方面)の「税関本関」または地下鉄東西線・南砂駅下車の「外郵出張所」の二つのようです。

用意する書類は、
(1)違約品等の輸出に関る関税払戻し(減額・控除)申請書 2通‥‥‥‥税関に行ってから指定の書式に記入するもの(印鑑が必要)
(2)個人的な使用に供する物品で通信販売されたものであることを立証する資料(カタログ及び納品書の写し) 各1通‥‥‥‥カタログと商品の商品番号を照合できるもの
(3)国際郵便物課税通知書又は輸入許可書 1通‥‥‥‥小包に添付された課税通知書のこと
(x)他に印鑑、振込を指定する銀行口座番号の控え

この手間と時間と交通費を考えると、いったいいくらの還付で割が合うのかと思います。簡易税率で10万円分の商品をそのまま返品するときには1万円くらいでしょうから、お台場で遊びがてら出かけるのもいいかもしれません。しかし税関は土日がお休み。お勤めを休んで行く価値があるかといえば‥‥‥‥微妙です。海外通販は慎重に、ということでしょうか。

税関の案内
「返品の際の手続(関税等の払い戻し)」
「東京税関所在地案内」問合せのための電話番号も載っています。(他の地域の税関もこのページから開けます。)


● ブログ内の関連投稿
4月9日付「海外通販と関税」
4月26日付「海外通販・関税の還付の巻」
またはこのページの上のバーの「ブログ検索」(白い所)で「海外通販」を検索してください。

NHK「趣味悠々」

NHKテレビの「趣味悠々」という番組で月曜日に再び鉄道模型をやっています。鉄道模型ファンならずとも車両や線路の繊細な造作はなんともいえません。伊東屋や天賞堂などの売場では思わず見入ってしまいます。模型に夢中になる人の気持ちがよくわかります。

今回の放送のテーマは「鉄道模型でつくる思い出の風景」。思わずテキストを買いに走りました。私のお目当ては「風景」のほうです。ジオラマを作りたいんです。(近頃はサボっていますが)ずいぶん前からオモチャと遊んだり写真を撮るための、舞台のような野原や池のある庭などを作りたくて、少しずつ材料を買い集めていました。番組では(テキストよりも少々雑ですが)実際に「風景」を作ります。何を土台に使うか、山をどう作るか、市販の糊にどう手を加えるか、地面をどう表現するか、などなど初心者にありがたい事柄がいっぱい。いつも風景を思い浮かべるのになかなか着手せずにきましたから、いい刺激になります。

鉄道模型はかなり贅沢ですがいい趣味ですよね。子供達も大きくなって独立して、旦那様は空いた部屋を占領して鉄道模型に夢中、私はそういう旦那様に美しいフェアアイルのセーターを編んでいる‥‥‥‥という役どころもいいなあと、パラレルワールドを空想するのでし田。(4月16日)

2008年4月18日

花わさび・チンゲンバナ



また花わさびを買いました。こんどは忘れずに記念撮影をしました。食べ方はいつも同じです。ふたたびペロです。



黄色い花をつけた「チンゲンバナ」という菜っぱを初めて見たので一緒に買いました。やわらかいきれいな葉っぱです。青梗菜が伸びて花が咲いたものでしょうか。青梗菜と同つもりでしめじと油いためにすると、茎が堅くて噛めなかったのでした。お粗末。(4月15日)

(food)(vegitable)(hanawasabi)

失敗のベルト・その後

久々の個人輸入で失敗したベルトの件で週明けの15日にPeruvian Connectionから比較的好意的な返答が届きました。このことは後日4月11日付「お買物の検証(1)」に追記として書く予定です。

2008年4月17日

こんがらがって V


ヴィヴァルディ「調和の幻想」第8番1アレグロ
Antonio Vivaldi
L'estro Armonico 8-1(Concerto Grosso 1, Allegro)



(music)(vivaldi)(garageband)

2008年4月12日

魑魅魍魎が跋扈する

 JSバッハ/「フーガの技法」13a

J. S. Bach
The Art of Fugue
Contrapunctus 13a




身のほどをわきまえぬ浪費を続けたからとうぶん自粛します。

(music)(bach)(garageband)

2008年4月11日

お買物の検証(1)



今では多くの人が経験していると思いますが、カタログの通信販売では届いた品物に幻滅することがあります。とくに海外通販では自分の理由で返品交換するには高い送料を自分で払うのが普通ですから、下手なものを買うと事実上返品できず、本当にがっかりします。ですからカタログの写真から商品をどう読み取るかが腕だと思っていました。私はめきめきを腕を上げ、同時にアメリカのカタログの写真にはどういう知恵があるのか、カッコよく撮るだけでなく商品を上手く説明し表現しいると思ったものです。しかし十数年ぶりに衣類を買うと、やはり腕は衰えていました。関税を忘れていたのはお笑いですが、「似ても似つかぬものが送られることがある」ということに考えが及ばなかったのです。

革ベルト(Brown Studded Belt/カナダ製)
小包を開き、ひとめ見て呆れたのがベルトです。カジュアルで使いやすそうな物が49ドルから35ドルに下がっていて、セーターの上に付けるのにちょうどいいと思いました。上の写真がカタログの写真です。ネット上のeカタログではいろいろな着こなしで複数の写真があり、拡大して細部を見ることもでき、その写真は今見ても素敵なのですが。

Peruvian Connectionはアクセサリー類の値段がとても高く、ベルトも素材に関わらず150ドル前後が普通ですから、元の値段が49ドルなら土台大したものじゃないのかもしれません。しかし写真と現物ではデザインが同じなだけで、いまどき「中国製」でもこんな物はないだろう、「どれでも1000円!」のアクセサリーショップにあっても誰も買わないだろうと思う代物でした。

第一に革が薄い。前と後ろで革目がまったく違う。4カ所で色が褪せている。正面が折れて先がめくれている。そもそも色違いがないはずなのに届いたものは濃い焦げ茶です。大きな真鍮のバックルも薄っぺらでした。返品の送料がもったいないので残しますが‥‥‥‥交渉の余地はありますし、苦情は伝えなきゃいけないと思います。とても驚きました。




カタログの写真とは似ても似つかぬヨレヨレのベルト。
(peruvian connection)(fashion)(belt)


(追記)近々経過を書きます。


(追記:2009年1月30日)たいへんな怠慢でした。交換の手続きと関税の還付についてはすでに書きましたが、このページのことを少々。

まず、なぜこの記事を書いたかといいますと、ブログのネタにしたのと同時に、ブログというのは届いた商品に不満があるとき買ったお店に情報を伝えるのにとても便利なのです。

返品や交換を望むとき、普通は返品伝票に書いて品物を返送すれば済みます。しかし今の時代、まずメールで連絡を取ると状態を把握できて安心です。(交換するにもお店で在庫切れということもあるからです。またセールの商品は返品交換を受け付けないお店もあり、うっかり返送するとそれっきりということもあります。)メールでは「注文の商品が届いたが、商品に不満な点があるから返品したい(又は交換したい)」という旨を伝えます。

ところで今回の私はさらに「詳しくは私のブログを見てください」と、このページのアドレスを書き添えました。ただ返品したいだけでなく、私が何にがっかりしたかを伝えたかったからです。ブログはどこからでも見てもらえますし。商品の状態を写真で伝えることができます。英語の文章で説明するよりお互いにずっと簡単です。(このページでは当初4枚の写真を載せて、クリックするとうんと大きくなるようにしておきました。)

メールを送った後に自分のブログのアクセス解析をチェックすると、すぐにメールを見てすぐにブログを見て、しかも何人かの端末で見てくれたことがわかりました。もともとコミュニケーションのいいお店ですが、こういう反応を見ると信頼できる気がします。

見出しの下の「削除」というのは、比較のためにカタログから転載した商品の写真があった所です。メールでは「説明のために無断で使用しましたが問題があれば削除します」と書きました。先方からの返事で削除してほしいということだったので削除したわけです。

でも不満や苦情だけでなく、すごく商品がとても気に入ったときに使っている様子を伝えるブログのアドレスを送るのもいいかもしれませんね。それで返事がきたら「いいお店だ」ってわかりますし。

お買物の検証(2)

Peruvian Connectionでは15年前くらいに夏用の変わり編みのプルオーバーを買い、とても良いもので今も愛用しています。編込みは今回が初めてです。売れ残りでサイズが合わないのを承知で「参考作品」とわりきりました。なんとも「Handknit」です。Handknit(手編み)には棒針で編むのと機械を手で動かして編むものとありますが、見たところ編み機のようですがよくわかりません。どちらもきれいな作りです。

◆セーター(Persian Rug V-Neck)
ペルシャ絨毯の文様をモチーフにした総模様の色使いが大胆でみごとです。並太程度のピマコットンで、種類の違う糸(マーセライズドとそうでないもの、など)やミックスの糸を使って色数以上の深みがあります。全面インタージャ(日本語では「糸を交差させる編み方」という言い方の模様編み)、縁編みはかぎ針編みです。ほんらい体の線に沿う自然なゆるみのデザインであるものを、胸回り100センチ用のLサイズゆえ私が着るとドボっとした感じです。多少見劣りがするものの、着れば外に出られそうです。

◆カーディガン(Giverny Cardigan)
商品名の「ジベルニー」とは画家モネが住んだ土地の名で、モネの庭園の代名詞です。その庭をイメージしたカーディガンというわけで,その点ではいまひとつかも。このカーディガンはXSで丈も短めなのにとても重いのでした(660グラム)。糸は並太程度で、アルパカ60%+ピマコットン40%と贅沢です。色数はそう多くありませんが、色違いの糸の2本取りにしたり同じ色の変わり糸を使うなど凝っています。段染め糸に見えるかもしれませんが全面インタージャです。裾と手首はゴム編み、襟と前立ての縁取りは細編みです。問題はボタン穴が小さいこと。XSですから当然身幅はもう少しほしいけれど、前ボタンを止めても細身のカーディガンとして普通に着用できそうでした。長い袖は少したくし上げるかゴム編みを折り返します。合い着にぴったりです。

◆帽子(Plush Scooter Cap/キャスケット)
お調子に乗って帽子も買いました。ウール50%+綿50%で艶のある肉厚のベルベットできれいな焦げ茶色です。仕立てもきちんとしています。秋も深まった頃のツイードやフェアアイルのセーターによく合うと思います。詳細はまた秋に。

(sweater)(cardigan)(peruvian connection)(knitting)(fashon)

2008年4月9日

大阪では「くいだおれ」


今日のニュースで大阪の「くいだおれ」という食堂が閉店するとききました。「くいだおれ」という店名が覚束ない東京人でもあの人形なら知っています。私は一度も食べに行ったことはなく何のご縁もありませんが、そういう昔ながらのお店がなくなるのをとても残念に思います。ちょうど私が麻布十番温泉を惜しむように、それ以上に大阪の人達は惜しんでいるでしょう。いかにも大阪らしいものが消えて、一つずつ消えて、大阪は東京ふうに変わっていくのでしょうか。

(Osaka)(Kuidaore)

海外通販と関税



4月9日に Peruvian Connection に発注した品物が届きました。実は私、海外通販歴が長いのです。最初は30年以上昔で、バブル時代〜90年代半ばまでよく利用して知識と経験を積みました。その後ご無沙汰しましたが、書籍はときどき買い、この冬もたくさん買いました。しかし衣類を買うのは十数年ぶりでカンどころが鈍ったか、なんと関税のことを忘れていました。しかも今回はその税額がかなり高いと感じましたから、ここはひとつおさらいをしたのです。

関税の計算はとても複雑で、税関のサイトではいろいろな説明や一覧表を示してくれますが、頭がくるくるしてしまいます。そこで税関に問い合わせたところ、丁寧な説明があり、納得しました。要約すればこうです。

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♪ 1万円未満は免税です。ただし小包の中身全部の合計が1万円未満の場合です。書籍など、金額にかかわらず免税のものもあります。

♪ 商品代金の合計が1万円以上10万円以下の個人輸入の場合は一律の「簡易税率」が適用されます。衣類関係であれば、厳密には10%以下の品物と10%以上の品物が混ざっていても一律に10%。お得な場合も損な場合もあるかもしれません。

♪ 「簡易税率」が10%の場合、小包の中の商品の合計金額の60%を、その日の為替レートで円に換算した金額に対して一律10%が課されるのでした。(合計金額が500米ドルなら300米ドル→(1米ドル=110円として)33000円分の商品に対して10%=3300円)

♪ その10%に加え、商品の合計金額33000円に対する国の消費税4%、その4%に対する25%の地方消費税が加わります。(33000円の4%=1320円)+(1320円の25%=330円)(税金の合計=3300円+1320円+330円=4950→端数切捨で4900円)

♪ 他に通関料200円が加わります。(〆て5100円)
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そういうわけで、円換算で10万円までのお買物に対しては1割程度を余分に考えておくべきなのですね。(ただし時にまるまる課税されない場合があり、そういうのはメッケモノです。)

疑問のあるときは、税関の出張所で具体的に説明してもらえます。小包に添付されている「課税通知書」の番号を伝えると、先方に控えがあるので話がツーカーです。後になってアタフタしないように、事前に税率を教えてもらうこともできるそうです。

● 東京税関を通過した貨物(課税通知書の番号が13で始まるもの)
  東京外郵出張所 03−5665−3755
● 成田税関を通過した貨物(課税通知書の番号が14で始まるもの)
  成田航空貨物出張所 0476−32−6037

そういえば昔「Victoria's Secret」のカタログで、29ドルくらいの大特売のパンプスを買ったとき、それが総革で値段以上の関税がかかったのを思い出しました。その場合は一律ではなかったのかもしれません。しかし「Bruno Magli」のときはどうでしたっけ? 過去の記憶が曖昧でじれったい感じです。でも一般に「靴」とくに「革靴」は高い関税を覚悟すべき品物です。(日本に入ってこない素敵なデザインが多いんですけど。しかも高級品はサイズを指定すれば試さなくてもドンピシャの履き心地なんですけど‥‥‥‥。)

予め税関のサイトで「簡易税率」の一覧表を見て、自分の購入したいものが課税対象かどうか大まかに把握しておくのがいいと思います。今度いつ買えるかは知りませんが。

●  少額輸入貨物の簡易税率
●  総額10万円以下の貨物の簡易税率(上の説明より少し詳しいもの)
● 個人輸入関税手続


ブログ内の関連項目
● 4月19日付「海外通販・返品の巻
● 4月26日付「海外通販・関税の還付の巻」
またはこのページの上のバーの「ブログ検索」(白い所)で「海外通販」を検索してください。

2008年4月7日

テキスタイル博物館のトートバッグ

アメリカはワシントンDCにあるという「The Textile Museum」(織物博物館ーースミソニアン博物館の一つでしょう)のオリジナル商品の中に、ちょっといいトートバッグがありました。赤いのはアナトリア地方(トルコ)、青いのは象牙海岸の織物の模様をとりいれたデザインで、素材は厚地のキャンバス地にプリントしたものだそうです。青いほうには控えめな博物館のロゴが見えます。赤いのは冬に、青いのは夏に、普段使いに重宝しそうじゃありませんか。

写真は折り畳んだ状態で、大きさは使いやすそうな普通の横長だと思います。縦15インチ、横14インチ、まち4インチ。柄は他にも3種類あり、いずれも25ドル。日本からも購入できますが、問い合わせると送料(梱包料を含む)が高かったのでやめたのですけど。

「The Textile Museum」は小さいサイトですが、収蔵品(各地の民族色ゆたかな織物、染め物)が見られます。

(textile)(tote bag)(fashon)

久しぶりの海老ソバ


久しぶりに「受楽」の海老ソバを食べました。

私が海老ソバを知ったのは80年代の半ば、職場が神谷町にあったときです。上司のアメリカ人のBさんがお昼によく翠蘭亭の出前をとったからです。お昼近くになると大柄で金髪碧目のBさんが笑顔いっぱいにこちらを覗いて「エビソバ〜」と言い、私達は「また?!」「ほんとに好きなのね」などと言いながら翠蘭亭に電話しました。ラーメン、タンメン、チャーシューメンくらいしか知らなかった私には、クリーム色の麺と赤い海老という明るい色あいが奇妙にさえ見えました。その頃の私はほとんど外食をしなかったので帰りに翠蘭亭に寄ることもなかったのです。初めて食べたのは十年以上たってから、どこかで思い出して食べたところ美味しくてびっくりしました。私もやみつきになり、以来中華といえば海老ソバです。行く先々で食べました。(そういえば香港では海老ソバのようなものに辿り着くまで3日かかりましたっけ。)第一に色がきれい。基本は塩味の汁ソバに海老の入ったあんがトロリとかかったものですが、お店によって実に様々です。

「受楽」は石神井に昔からあるお店で、たまたま入って海老ソバを見つけたときには大喜びしました。海老はゴロゴロ+白菜とマッシュルームのあんかけがたっぷりかかっていておいしくて、しかも何故か余所よりずっと安いのですからファンになりました。(このあんをかけた焼きそばもあり、いつも迷います。)しかし一時調理担当が変わったのか、ひどく幻滅を味わい2、3年ご無沙汰しました。去年様子見で食べに行くと再びおいしかったので再び頼りにしているわけです。(どうしても前のほうがおいしかった気はしますが。)
(4月5日)

(shrimp noodle)(chinese food)(shakujii)(juraku)

石神井でサンラータンメン


石神井公園で桜の写真を撮った帰りの、いつものバス通りに見慣れない中華の看板に気づきました。中国人さんの料理店という感じでした。「玉仙楼(イセンロウ)」という名前です。前日海老ソバを食べたばかりですが、日も傾く頃となり、おなかも空いてきましたから入ってみました。中は満席でしたが二階があるというので上がりました。品書きを見ると、小さいお店なのに前菜や一品料理など沢山ありましたし、定食のセットも680円から20種類(もっと?)くらいあり、値段も安くて、これは「受楽」のライバルかしらと思いました。店内はピカピカで、ここ半年くらいの開店でしょうか。

汁ソバの欄に海老ソバがないかわりサンラータンメンがあったので試しました。最初に中華街で食べた印象が強いせいか、どうもそれを基準にしてしまいますが、少々具が少ない気がしました。また確かに酸っぱさと辛さがあるけれど、スープの味が物足りないような‥‥‥‥。でもインド人さんのカレーに続いて中国人さんの中華ですから、また他のものも食べてみようと思いました。(4月6日)


(追記)4月9日、焼きソバが食べたくなって受楽に行くと定休日だったため、ここにまた行って、かたい焼きソバを食べてみました。具は多くお肉もたくさん入っていましたが、麺がとても堅くて食べるのに難儀でした。(もしかしたらこの堅さが売り物かもしれません。でも私にはちょっと。見るとお客の去った隣のテーブルに焼きソバの麺を殆ど残したお皿がありました/写真。)私は全部食べましたが。コーン入りの卵スープ付きでしたが、やはりお湯のように味がなくて、このお店はスープ作りがナニであると思います。どうしてこんなに繁盛しているんでしょう。

(noodle)(chinese food)(shakujii)

2008年4月6日

散ってまたよし


桜の花は昨日の風でだいぶ散ったようです。花吹雪をうまく撮れないかしらと石神井公園にでかけました。散るものは散った後でした。おしべが露になった大きな桜の木は全体が赤っぽくなり、枝先には少しずつ葉っぱが出てきました。散った姿をわざわざ見に行くのは、おそらく初めてです。近くで見るとおもしろい眺めがあり、残っている花はやはりかわいらしいのでした。




植えて何年もたたない若い木は、今咲いたばかりです。


八重桜は今がさかり。ほほ笑みいっぱいの華やぎ。


上は個人のお宅の枝を垣根越しに、下は三宝寺池公園で撮りました。



(cherry blossom)(shakujii)(spring)

2008年4月4日

大好きな〈ダブダブ〉


〈RUB A DUB DUB〉といわれても何て読むの?という感じですが、幼児向け雑貨のかわいい製品で、食器、玩具、楽器、衣類、バッグ、お弁当箱、ハンカチ‥‥‥‥いろいろあります。カエル、ネズミ、ブタ、ウサギ、イヌが登場します。(一昨日は本郷三丁目の駅を出た所にあった大きなバッグ屋さんのウインドウにトートバッグが飾ってあり、ちょっと心が動きましたが待ち合わせの時間があったので通過することができました。)もう十年くらい、いろいろ買いました。昨日見てしまったのはこのマグです。数年前に買ったプラスチック製の白いマグはずっと歯磨き用に使っています。今度は陶器で、オールスター勢揃いの豪華版です。



同じ棚にあった水玉のマグ。昔「ミルクカップ」と呼んだような形です。この色合いは明らかに私の好みではありません。しかし自分の好みに疑いを持っているため、好きじゃないなと思う物がみょうに欲しくなるときがあるのです。メラミン製のフォークは反対側の棚にありました。厚みがあってしっかりした物です。前にも買ったことがありますが、久しぶりに色違いが少し出ていましたから1本ずつ買いました。近年金属よりもプラスチックやメラミンのカトラリが好きになりまして。(4月3日)

(mug)(rub a dub dub)

お花見の黄色いハンカチ


このところ、上野駅は公園口を使っており、お花見の帰りに別の口から入って構内の変貌ぶりに驚きました。いわゆるエキナカのお店がびっしり並んでいたのです。通りすがりにUnited Arrowsというお店に入ってみました。(看板だけは新宿でよく見ます。)男物、女物、子供服と何でもありで着やすそうなものが揃っていますが、意外と値段の高いお店でした。しかしふと見ると、大判のハンカチがきれい! 4つ折りで袋に入って2つの柄で色違いが並んでいましたが、この大きさならネッカチーフになりそう。老舗のメーカー〈川辺〉の製品で税込み630円とは驚異的。スカーフで持っていない黄色にしました。帰って広げると、50センチ四方で、大柄の花、四隅の花がほんとに鮮やかです。いろんな風に柄を生かして使えそうです。(4月2日)

(物臭せずにアイロンをかけてから撮ればよかったのでした。)

(handkerchief)(fashion)(kawabe)(scarf)

上野はおいらの‥‥‥‥





アユタヤへ電車で行ったとき、バンコクの中央駅が上野駅のようだと思いましたが、じっさい上野駅を真似たんだそうです。その三角屋根と破風のような三角の壁画のある広いところはいつの間にか大改装して、アジアの都市の中央駅か飛行場かと見まごうばかり。その意味ではうまく改造したのかもしれませえんが、なんとハードロック・カフェがありました。上野駅に? 駅舎がよほど大きいのか、いらなくなった場所が多いのか、駅ビルのような商店街も駅の中に広がっています。でもとてもゴチャゴチャした感じでした。

外は昔ながらの眺めです。上野だなあと思います。こういう感じの町並みはニューヨークにもロンドンにも香港にも(あるいは地方都市にも)ありそうで、むしろ庶民の繁華街の普遍性を感じ、好きだなあと思います。そのあたりをウロウロしてから最後に交差点を渡るとき、初めて向かいのビルにかかった看板に気がつきました。「聚楽」というしょ工藤が4月2日で閉店するというのです。え、まさか。そういえば機械仕掛けのおまんじゅう屋さんのシャッターが下りていたのも、他にもシャッターの下りたお店が多かったのも、休業ではなく、終業‥‥‥‥? あの機械はもう見られないの? たまらない気持ちになりました。(4月2日)

(4月21日に「聚落」は閉店しました。書きかけだったこのドラフトは書き足して22日にアップしました。)

(ueno)(ueno station)

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