お買物のはなし・新旧おりまぜスローにやります

2007年6月20日

タリーズ石神井公園店は・すごい2


半月ほど前、だいぶ日がたってしまいましたがお店の黒板のことをブログに書いた旨を事後報告しました。見てる人が少ないブログですがと断ったものの、お店のおにいさんは喜んでくれました。おにいさんも「うちのはいいでしょ?」とちょっと得意でした。黒板の絵がなくなって淋しく思っていましたが、もともと新しいメニューが出たときに描いているもので、いつも出していたわけではなかったそうです。ですから私が「ない!」と焦ったときは、たまたま特記事項なしの時期だっただけ。そう思って気長に見ていると、おお、またありました。なるほど、「New スイーツ登場」に伴う新作なのですね。

その報告した日のことですが、お店の奥で一人長居をして、帰るときに戸口まで来てあんぐりです。どしゃぶり雨でした。ちょうど外でテーブルなど動かしている女の子がいましたので、思わず「いつ降りだしたのー?」などと脱力的にたずねると、ついさっきです、とのこと。まあしょうがないなあと思い、雨の中へ踏み出そうとすると、「傘をお使いください」と言い、どこかからビニール傘を持って来てくれました。お客さんの忘れ物で持ち主の現れなかったものを再利用しているそうです。今時なんてありがたいことでしょう。返さなくてもいいといいますが、徒歩10分の距離ですから、もちろんその日の晩に返しに行きました。そして気持ち、お菓子を少々買いました。そういうものですよ。

郊外の駅前商店街は「再開発」の名の下に大資本のチェーン店の飲食店(ファストフード、喫茶店、居酒屋‥‥‥‥)ばかりになってしまいます。どうしても画一的であじけないものですが、それもお店のやりかたしだいかもしれません。メニューもインテリアも本社が決めたとおりでも、たとえばタリーズ石神井公園店では黒板のイラストやこうした店員さんの気遣いなど、そのお店らしさが漂っていてとてもいい感じなのです。やっぱり最後は人間の力なのだと思います。


(追記:2011年5月30日)
追記がたいへん遅れましたが、看板を描いていたアルバイトの美大生はとっくの昔に去って、以後は普通のタリーズです。

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